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「熱湯を流せばすっきり」は誤解? プロが警鐘が鳴らす、排水口掃除で避けたい習慣とは
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教えてくれた人:伊藤 まき

排水口の油汚れ対策として、「熱湯を流して掃除する」というライフハックを見かけることがあります。たしかに油は熱によってやわらかくなりますが、実は排水管に負担をかけたり、かえって詰まりの原因になったりすることもあるそうです。なぜ熱湯を流してはいけないのでしょうか。クリンネストの資格を持つ掃除のプロ・伊藤まきさんに聞きました。
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熱湯で溶けた油は、排水管の奥で再び固まることも
油脂は温めるとやわらかくなるため、熱いお湯を流すと排水口まわりの油汚れが落ちたように感じることがあります。そのため、一見すると効果的な掃除方法に思えるかもしれません。
しかし、熱によって溶けた油がなくなったわけではありません。排水口から流れた油は、排水管の奥へ進むにつれて徐々に冷え、再び固まることがあるのです。その結果、排水管の内部に蓄積し、詰まりの原因になるケースもあります。
また、多くの住宅で使用されている塩化ビニル製の排水管は高温に弱いため、沸騰したお湯を直接流すことは避けたほうが良いでしょう。繰り返し高温にさらされることで、排水設備への負担につながる可能性があります。
排水管の内部に油がたまると、水の流れが悪くなったり、異臭の原因になったりすることがあります。快適に使い続けるためには、できるだけ油を流さない工夫をすることが大切です。
排水管の詰まりを予防する習慣とは
排水管の詰まりを防ぐためには、次のような習慣を意識すると良いでしょう。
1. 調理後や食器洗いのあとに、50度前後のぬるま湯を1分ほど流す
2. 界面活性剤入りの食器用洗剤を使い、ぬるま湯でしっかり洗い流す
3. 油分が付いたフライパンや食器は、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う
4. 揚げ油は凝固剤を使うか廃油回収に出し、排水口には流さない
5. キッチン用パイプクリーナーなどを活用し、定期的に排水管を手入れする
また、ラーメンのスープや肉のゆで汁、鍋の残り汁などにも油分が多く含まれています。こうした液体をそのまま流すと、排水管の中で油が固まる原因になることがあります。
処分する際は、十分に冷まして表面に固まった油を取り除くなど、できるだけ油分を減らしてから捨てるよう心がけましょう。日頃のちょっとした工夫が、排水管のトラブル予防につながります。
(和栗 恵)