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浴室のカビ取りでやりがちな失敗とは 掃除のプロが教える塩素系漂白剤の正しい使い方

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

風呂カビ掃除で塩素系漂白剤を使う際に注意したいこととは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
風呂カビ掃除で塩素系漂白剤を使う際に注意したいこととは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 気温や湿度が高くなる夏は、浴室のカビやぬめりが気になる季節です。カビ取りのために、塩素系漂白剤を使う機会も増えるでしょう。しかし、使い方を誤ると、浴室の壁や床に思わぬダメージを与えてしまうこともあるようです。塩素系漂白剤で起こりやすい失敗の原因や、正しい使い方について掃除のプロに聞きました。

 ◇ ◇ ◇

壁への直接スプレーはNG?

 浴室などで使われる塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするアルカリ性~強アルカリ性の洗剤です。カビを殺菌し、カビによる黒ずみを漂白する効果がありますが、その強い作用ゆえに使い方には注意が必要です。

 壁や床に直接吹きつけると、液垂れした部分に薬剤が長時間とどまり、漂白ムラができることがあります。また、石けんカスや皮脂汚れが溶けて流れ、乾いたあとにシミのような跡が残ることも。さらに、壁材によっては変色やツヤが失われたり、金属部分がさびたりするおそれもあります。

 こうした失敗を防ぐためには、次の手順で掃除を行いましょう。

1. 石けんカスや皮脂汚れを、中性の浴室用洗剤や食器用洗剤などで洗い、よくすすぐ
2. 塩素系漂白剤を使用する部分を軽く水で濡らす
3. カビが気になる部分にだけ塩素系漂白剤を吹きつける
4. 製品の表示通りの時間放置する
5. たっぷりの水でしっかり洗い流す

 液垂れが気になる場合は、キッチンペーパーに塩素系漂白剤を含ませて、カビ部分に貼りつける方法も効果的です。いずれの場合も、浴室の取扱説明書を確認し、塩素系漂白剤が使用できる素材かどうかを事前に確認しましょう。とくに人工大理石や天然石を使った壁や床は、強い洗剤によって傷みや変色が生じることがあるため、注意が必要です。

 なお、液垂れによるムラやシミは、塩素系漂白剤以外の洗剤でも起こることがあります。これは洗剤成分が残ったり、水に含まれるミネラル分が乾いて水アカになったりすることが主な原因です。

 また、塩素系でなくても、強いアルカリ性や酸性の洗剤は素材を傷め、変色やツヤ落ちを招くことがあります。日常の浴室掃除はできるだけ中性洗剤を使い、掃除後は雑巾やタオルで水気を拭き取ることで、水アカの付着も防ぎやすくなります。

(和栗 恵)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
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