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育児中のママ、パパへ 「栄養バランスの良い食事」は難しくない 管理栄養士に聞くコツ
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教えてくれた人:長谷川 直子
新年度を控え、お子さんが入園、入学という保護者もいるのでは。家族が健やかに過ごすためには、食生活もポイントの1つ。「栄養バランスの良い食事」が大切というのは知っているけれど、一体、何を、どう食べたら良いのでしょうか? 農林水産省が公表している「食事バランスガイド」から、管理栄養士で2児のママ・長谷川直子さんがやさしく解説します。春からの新しい食習慣を身に付けましょう。
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5グループからまんべんなく食べていますか? 今一度振り返ってみましょう
――そもそも「栄養バランスの良い食事」とはどういうものなのでしょうか?
「農林水産省が公表している『食事バランスガイド』に沿って、考えてみましょう。何をどれだけ食べれば良いかを『主食』『主菜』『副菜』『牛乳・乳製品』『果物』と5つのグループに分けて示しているのが『食事バランスガイド』です。『主食』はごはん、パン、麺類で、『副菜』は野菜、キノコ、イモ、海藻料理など、『主菜』は肉、魚、卵、大豆料理などです。それに『牛乳・乳製品』と『果物』のグループがあります」
――5グループを食べることがバランスの良い食事につながるんですね?
「そうです。『食事バランスガイド』から、自分が食べたものを振り返ってみると、食事の傾向やクセなどが掴みやすいと思います。例えば、麺類など『主食』のグループばかり多く摂り、野菜などの『副菜』のグループからはほとんど食べていないとか、ほとんど『果物』を摂れていない、などです。5つのグループに偏りがないよう、まんべんなく食べることでバランス良く食事を取ることができます。また、どのくらいの量を食べるかというのもガイドを参考にしてみると良いでしょう」
――小さな子どもの場合、大人と比べると、食べる量が少ないと思うのですが、栄養バランスに違いなどはあるのでしょうか? また気を付けるべき点などありますか?
「バランスの良い食事のためには、大人でも、子どもでも、5つのグループのうちのどこかに偏って食べることなく、まんべんなく食べることが大切という点で同じです。子どもの場合は『副菜』の部分を苦手とすることが多く、不足しがちなので気を付けましょう。どのくらいの量が目安かというと、東京都が公表している幼児向け(3~5歳児)食事バランスガイドを参考に見ていくと、例えば、朝食にロールパン(2個)、冷やしトマト、ウインナー(2本)、牛乳(コップ1/2杯)、昼食におにぎり(1個)、焼き魚(1/2切れ)、切り干し大根の煮物、ヨーグルト、間食にみかん(1個)とお茶、夕食にごはん(1杯)、豚肉のショウガ焼き(大人の1/3)、ホウレン草のおひたし、具だくさんみそ汁、りんご(1/2個)となっています」