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赤いスイカと黄色いスイカ 栄養があるのはどっち? 違いを聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:和漢 歩実

夏を代表するフルーツといえば、スイカ。シャリシャリとした食感とみずみずしい果肉が、暑さをやわらげてくれます。今の時期、店頭には果肉が赤いものと黄色いものが出回りますが、含まれる栄養成分に違いはあるのでしょうか。赤いスイカと黄色いスイカの栄養の違いについて、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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色素成分のカロテノイドに違いがある
スイカはほとんどが水分ですが、体内の余分な塩分や水分の排出を助け、むくみ予防に役立つカリウムが含まれています。また、血流に関わる成分として知られるアミノ酸の一種・シトルリンも、特徴的な成分です。
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の数値をもとに可食部100グラムあたりでみると、エネルギーは41キロカロリー、水分は89.6グラム、カリウムは120ミリグラムと、赤いスイカも黄色いスイカも同じです。
ただし、それぞれカロテノイドと呼ばれる色素成分が異なります。赤いスイカは、赤い色素成分であるリコピンやβカロテンを含むのが特徴です。リコピンは抗酸化作用があることで知られ、疲労回復にも役立つでしょう。βカロテンは必要時に体内でビタミンAに変わり、皮膚やのど・鼻などの粘膜を健康に保ち、免疫機能を高めることが期待されています。
一方で黄色いスイカは、リコピンやβカロテンをほとんど含みません。その代わり、キサントフィルなどの黄色系の色素成分を含むのが特徴です。これらも、抗酸化作用を持つ成分として知られています。
したがって、どちらがより栄養があるか一概には言えません。βカロテンやリコピンをとりたい場合は赤いスイカがおすすめですが、基本的には好みで選ぶと良いでしょう。
黄色いスイカは古くから存在していた
実は、黄色いスイカは新しい品種と思われることがありますが、果肉が黄色や白のスイカは古くから存在していたとされています。品種改良によって、リコピンを多く含む赤いスイカが広まっていきました。
一般的に黄色いスイカは、赤いスイカに比べて甘さが控えめで、あっさりとした味わいといわれていました。近年は品種改良が進み、甘みの強い黄色いスイカも出回るようになっています。
低カロリーでも食べすぎに注意
どちらのスイカもカロリーが低いですが、食べすぎは水分のとりすぎになり、体を冷やしてしまいます。消化不良を起こし、腹痛など不調につながることもあるでしょう。スイカは食後のデザートとして、適量を食べることをおすすめします。
フルーツは、1日に200グラムをとることが理想とされています。ここでいう200グラムは、皮や種を除いた可食部のことです。スイカもこの200グラムを目安にしましょう。Mサイズ(5~6キロ)のスイカであれば、15分の1カットほどが目安です。果肉部分のみパックに入っているカットスイカなら、グラム数が表示されているので、わかりやすいかもしれません。
ほかのフルーツも食べる場合は、合計で200グラムを目安にし、食べすぎに注意しながら旬の味わいを楽しみましょう
(Hint-Pot編集部)