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「振り袖を自分で染めたい」 19歳が成人式に向けて挑戦 選んだ柄に仰天「そういう職人がいてもおもしろい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

出会いから2年 「大好きな柴犬」を形にする職人への一歩

教え子の作品。柴犬をモチーフにした名古屋帯【写真提供:水野可菜(mizuno_yuzen)さん】
教え子の作品。柴犬をモチーフにした名古屋帯【写真提供:水野可菜(mizuno_yuzen)さん】

 水野さんと教え子が出会ったのは約2年前。友禅染め体験に母親と参加した教え子は、そのときから「友禅の仕事がしたい」と夢を語っていました。

 その後、水野さんがSNSで工房のアルバイトを募集すると、教え子はダイレクトメッセージで応募。工房へ通うようになり、水野さんに勧められて自分の作品作りにも取り組むようになりました。

 今回の柴犬のデザインについて、水野さんは「おもしろいなと思いました」と振り返ります。教え子は持ち物にも柴犬グッズが多いほどの愛犬家で、「柴犬しか染めたくない」と話すほど。教え子の熱意に触れ、水野さんは「そういう職人がいてもおもしろいのではないか」と温かく応援しています。

「伝統をもっと身近に」 350年以上続くロマンを現代へ紡ぐ

水野さんが制作した手描友禅の鮮やかな小物【写真提供:手描友禅作家 水野可菜(mizuno_yuzen)さん】
水野さんが制作した手描友禅の鮮やかな小物【写真提供:手描友禅作家 水野可菜(mizuno_yuzen)さん】

 水野さんの工房では、京都のメーカー向けの仕事を手がける一方、名刺入れや扇子などの小物を制作。さらに、初心者向けの友禅染め体験も定期的に開催し、伝統工芸を身近に感じてもらう活動にも力を入れています。

「友禅染めは350年以上前からあり、古き良き日本の伝統です。仕事を通して先人たちの知恵にリスペクトしながら、常に現代に合わせたものづくりを模索しています」

 たくさんの人に友禅の魅力を伝えるため、SNSでの発信や教え子の成長記録にも情熱を注いでいる水野さん。師の温かいまなざしのもとで、世界に一着だけの「柴犬の振り袖」がどのような美しい姿に染め上がっていくのか、これからの進展にも大きな期待が寄せられています。

 なお、水野さんが開催している友禅染め体験は、旅行予約サイト「じゃらん」の掲載ページから申し込みが可能です。また、日々の美しい作品や教え子の成長の様子は、水野さんの公式インスタグラムアカウント(mizuno_yuzen)でも見ることができますよ。

(Hint-Pot編集部)