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「着物警察が怖くて着られない」→着付け姿に「ホメホメ警察」が出動 ユーモアあふれる呼びかけに「自首します」の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

染色作家のタカハシさん。自身で染め上げた藍染の傘もとても素敵【写真提供:タカハシ ヤスコ(equbo)さん】
染色作家のタカハシさん。自身で染め上げた藍染の傘もとても素敵【写真提供:タカハシ ヤスコ(equbo)さん】

 着物を着てみたいけれど、見知らぬ人から着こなしに厳しい指摘を受ける「着物警察」が怖くて一歩踏み出せない……。そんな、どこか窮屈な和装界の空気を笑い飛ばすような、ユニークな呼びかけがスレッズで話題になっています。手描き友禅と藍染めの染色作家で、投稿者のタカハシ ヤスコ(equbo)さんに、詳しいお話を伺いました。

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昭和の刑事ドラマ風に呼びかけた投稿が話題に

「着物警察」とは、街中やネット上で着物姿の人を見つけ、着付けの乱れや季節外れの柄などを一方的に厳しく注意したり、説教したりする人々を指すネットスラングです。本来、着物はファッションとして自由に楽しむべきもの。しかし過剰な指摘が、初心者にとって「着物はルールが多くて怖い」という心理的なハードルになりがちです。

 そんな雰囲気を打破しようと、ユーモアたっぷりの呼びかけをしたのが、手描き友禅の作家として活動するタカハシ ヤスコさんです。

「着物の着姿をホメホメしてもらいたい容疑者はここに貼って自首していただきたい! 勇気があればうまくなくても大丈夫だ。田舎のお母さんも泣いてるぞ。カツ丼食うか?」

 昭和の刑事ドラマを彷彿とさせる「カツ丼」「田舎のお母さん」といった表現で、着物姿の写真投稿を優しく後押ししています。

 すると投稿のコメント欄には「自首します」「お巡りさん、やったのは私です」など。ユーモアあふれる告白とともに、自慢の着姿が次々と寄せられたのです。

 タカハシさんは、和服業界の急速な衰退を肌で感じてきたなか、SNSで「着物警察が怖くて着られない」という声が増えていることに強い危機感を覚えたといいます。なかには、自分の“推し”キャラクターを転写した袋帯を締めたという人や、「お花見に桜の着物で行った無粋者です」など、自分らしさを追求した、ワクワクするような装いも目立ちました。

 それぞれの投稿には、タカハシさんによるたっぷりの褒め言葉が送られています。