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エアコン火災の原因にも NITEが呼びかける日常点検の重要性 使用前に確認したい「NG接続」とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

エアコンの電源コードは正しく接続(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
エアコンの電源コードは正しく接続(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 暑い夏を乗り切るために欠かせないエアコン。経済産業省の調べによると、日本国内のエアコン普及率は90%を超えており、多くの家庭で当たり前のように使われています。しかし、その一方で、誤った接続方法や使い方による火災事故も発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)も注意を呼びかけており、事故を防ぐためには日頃からの点検が大切です。今回は、エアコンを電源に接続する際に気をつけたい3つのポイントを紹介します。

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エアコンの事故で死傷者が報告された事例も

 気温が上がり、蒸し暑い日が続くなか、エアコンを本格的に使い始めた人も多いでしょう。快適な室内環境を保つために欠かせないエアコンですが、誤った接続や使用方法は火災などの重大な事故につながるおそれがあります。

 NITEによると、同機構が受け付けた製品事故情報のうち、2021年から2025年までの5年間に発生したエアコン事故は345件。このうち約30件で死傷者が発生しており、試運転や日常点検の重要性を呼びかけています。

 自宅はもちろん、職場などで使用しているエアコンについても、次のような使い方になっていないか確認してみましょう。

1. 延長コードを使用していない?

 エアコンは消費電力が大きく、取扱説明書でも専用コンセントでの使用が指定されています。

 また、コンセントまで距離があるからといって、一般的な延長コードやテーブルタップを使用するのは危険です。容量不足が原因で異常発熱して発火につながる可能性があります。

 実際に2019年には茨城県で、延長コードを介して接続していたエアコンから出火する事故が発生しています。自己判断せず、必ず取扱説明書を確認しましょう。必要に応じて電気工事店へ相談することも大切です。

2. 電源コードを継ぎ足していない?

 電源コードが届かないからといって、コード同士をねじってつなぐなど、自分で継ぎ足して使用するのは危険です。こうした接続部分は発熱しやすく、火災の原因になることがあり、取扱説明書で禁止されています。

 2020年には静岡県で、電源コードの継ぎ足し使用による火災事故も発生しています。

 電源コードが届かない場合は無理に加工せず、設置場所や電源環境について販売店や電気工事店へ相談しましょう。

3. タコ足配線をしていない?

 エアコンをタコ足配線で使用することも避けるべき行為です。消費電力の大きいエアコンをタップに接続すると、コードやタップに大きな負荷がかかり、発熱や発火の原因になるおそれがあります。

 また、エアコン用のコンセントに延長コードや電源タップを接続し、ほかの家電製品を同時に使用することも危険です。

 SNSなどでは「消費電力の上限を超えなければ問題ない」といった情報も見られますが、機器の状態や接続環境によっては事故につながるおそれがあります。

 エアコンメーカー各社やNITEは、延長コードの使用や電源コードの加工、不適切な配線による使用に注意を呼びかけています。

 これから本格的な暑さを迎える前に、一度エアコンの接続状況を確認し、取扱説明書に沿った安全な使い方を心がけましょう。

(和栗 恵)