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来日して“爆買い”「実はあれは」 中国人YouTuberが明かす意外な内情…「私はしない派です」
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日本で暮らす外国人は母国に帰った時に、何に驚くのでしょうか。エッセー『とある中国人のむいむいの「私たちはどうしても日本にムキになる」』(主婦と生活社)を上梓した中国出身のむいむいさんは、一時帰国で思わぬ「逆カルチャーショック」を経験しました。日本では当たり前の「手土産を渡す」という行為が、中国では全く違う意味を持つと言います。その文化の違いについて、詳しく話を聞きました。(取材・文=真貝友香)
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「要らない、受け取れない」 親戚から手土産を断られた理由
高校時代に日本のアニメと日本語に夢中になったむいむいさんは、28歳の時に留学生として来日しました。通訳、翻訳、バイリンガルMC、コンテンツ制作などさまざまな仕事を手がけながら、YouTubeチャンネル「とある中国人のむいむい」では日本と日本語への愛を語っています。
現在来日9年目、すっかり日本の生活や文化になじんだむいむいさんは、一時帰国した時に、日本と中国では「贈り物」文化に大きな捉え方の差があることを実感したと言います。
「日本では友人や家族に手土産を渡すことってよくありますよね。中国ではお土産を渡すのが感覚として少し重いんです。気軽に渡すというよりは、頼み事をするために贈るものなんですよ。だから贈り物を受け取ると借りを作ったことになって、次に何か頼み事をされても断れなくなってしまうから、贈り物を頑なに断る人が多いんです」
むいむいさんは日本の生活で、お土産文化にすっかり慣れ親しんでいました。帰省のお土産として、決して高価ではない手頃な値段のお菓子を大量に買い、親戚の子どもに渡すと、おばあちゃんが返しに来たのだそうです。
「要らない、受け取れないって返されたんです。さらに栄養がないから子どもには食べさせられないとまで言われてしまって。確かに大したものではなかったけれど、わざわざ買ってきたのに私が選んだ時間は無駄だったのか……となりましたね。祖父母世代は特に、ものを受け取ったらそれ相応のものを返さなくちゃいけないという感覚が強かったのもあります。だけど私は何かお返しをしてほしかったわけではないので、返されてしまったことはちょっとショックでしたね」
しかし不思議なのは、日本を訪れる中国人観光客の多くが積極的にショッピングを楽しんでいること。日用品から家電製品まで大量に買い込む様子は、“爆買い”と称されます。家族や友人を大切にする国民性もあって、親や親の兄弟、おじやおば、いとこにいたるまで広い範囲での「家族」にお土産を買ったら、受け取ってもらえるのでしょうか。むいむいさんはその違いについて教えてくれました。
「実はあれはお土産というよりは“買い物代行”的な側面もあるんです。だから頼まれたわけではないお土産とは扱いが違うんですよ。ドラッグストアでは日本製の目薬とか龍角散などがよく売れているとニュースにもなっていますよね。日本製のこの商品が高品質だからと頼んで買ってきてもらっているんです。親しい間柄だったら『お代は要らないよ』ってプレゼントすることもありますが、基本的には代金のやり取りがあります。
私もよく父から頼まれるんですが、父が欲しがっているわけじゃなくて、上司にプレゼントしたいから買ってきてほしいなどのパターンもあります。写真を見ても一体何か分からないもの、どんなお店で売っているのか分からない専門的なものを頼まれることが多くて。友達や同僚同士でも、お金のやりとりが発生するのが面倒なので、私は買い物代行はしない派です」