どうぶつ
「このままリターンするのもひとつ」 虐待されていた野良ねこを緊急保護した飼い主 残酷な宣告を乗り越えた現在の姿に2.5万“いいね”
公開日: / 更新日:
奇跡を信じた飼い主の決意

注目を集めたのは、ハチワレ模様が愛らしい、推定7歳の男の子「ごまちゃん」です。臆病で警戒心が強いけれど、実は甘えん坊な一面もあるといいます。
昨年の春頃、近所を歩くごまちゃんを見て、気にかけていたという飼い主さん。あるときから、ごまちゃんが自宅の庭にやってきて、家の窓を叩くようになりました。
当時はお腹が大きかったため、ごまちゃんが妊娠中だと思ったそう。庭に簡易ハウスを作り、様子を見ることにしました。そんななか、衝撃的な事件が起こります。近所の男性が突然、庭に入ってきて、くつろいでいたごまちゃんに暴力を振るうのを目撃したのです。
飼い主さんは「絶対に守らないと」という強い思いで、緊急保護を決意。病院へ連れていくと、ごまちゃんの性別が男の子であることがわかりました。さらに、極度の栄養失調や重度の貧血に加え、猫免疫不全ウイルス(猫エイズ)と猫白血病ウイルスに感染した“ダブルキャリア”であることも判明します。
「血液検査ではほかの数値も悪すぎるため、手術や保護によるショック、精神的ダメージで病気を発症させるリスクが高すぎると言われました。さらに、重度の貧血のため、手術自体も耐えられないかもしれないと宣告されたんです。そして、このままリターンするのもひとつの選択肢だと……。ショックで号泣しましたが、リターンして感染が広がることは避けたいと思い、リスクを覚悟で奇跡を信じ、手術をお願いしました」
保護してから1年 体には変化が

飼い主さんのおうちで過ごすうちに、ごまちゃんの体は少しずつ変化していきました。“ダブルキャリア”と診断されながらも、この1年間は病気を発症することなく過ごし、毎月行っていた検査は半年ごとになりました。血液検査の数値も回復。ボロボロだった毛並みは美しくなり、表情もやわらかくなりました。
「“ダブルキャリア”のため、先住ねことは隔離して、2階の部屋でマイペースにゆったり過ごしています。いつ病気を発症して亡くなっても不思議ではないと言われた1年前、諦めなくて良かったと思います」
深い愛情を注ぎ続けた飼い主さんの優しさが、ごまちゃんの命をつなぎました。これからも、幸せないっぱい日々が続いていきますように。
○取材協力:猫沼(@Chameme_110)さん
(Hint-Pot編集部)


