海外ニュース
メーガン妃からHRH称号が消えた…“王室引退”前に支援するチャリティのサイトで 英紙「もはやロイヤルではない?」
公開日: / 更新日:
正式な“引退”日より前に「スマートワークス」のウェブから妃殿下とロイヤルの称号が“削除”
3月末日で“王室引退”をするメーガン妃とヘンリー王子。今後は、「HRH(殿下、妃殿下)」の称号、そして「ロイヤル」の文言を使わないということになっているが、早くもその第1弾というべき実例が現れた。メーガン妃がパトロンを務めるチャリティ団体の公式ウェブサイトから「HRH」と「ロイヤル」の称号が消えたという。度重なる英メディアからのバッシングも理由の1つと言われる夫妻の“王室引退”だが、正式な離脱を目前に消えた称号に「もはや公式にロイヤルではない?」と英紙が伝えた。
◇ ◇ ◇
英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、メーガン妃がパトロンを務める「スマートワークス」の公式ウェブサイトから「HRH」と「ロイヤル」の称号が消えたと伝えた。メーガン妃の表記は、現在「サセックス公爵夫人」で統一されているという。
「スマートワークス」は、社会的、経済的に恵まれない立場の女性たちへの雇用をサポートする団体。職探しをする女性へ「面接にふさわしい」スマートなファッションアイテムを提供するユニークなチャリティだ。昨年、メーガン妃が後援を表明して脚光を浴びた。
記事によると、その「スマートワークス」の公式ウェブサイトでは、これまで「Our Royal Patron HRH The Duchess of Suseex」と「HRH」と「ロイヤル」の文言を使用し、メーガン妃を紹介していたが、現在ではシンプルに「Our Patron」(私達の後援者)「The Duchess of Suseex」(サセックス公爵夫人)となっている。
1月に2人が突如として発した“王室引退”宣言では「いくつかの公務は続け、これからもエリザベス女王を支援する」として、パートタイムの王室メンバーとなる意向を示したが、その後エリザベス女王とチャールズ皇太子、ウイリアム王子、ヘンリー王子で開かれた「4者会談」で、引退ならば公務はなしという決断となり、その後「HRH」や「ロイヤル」の称号も使用禁止とした。
この決定に、インスタグラムのアカウントを「サセックス・ロイヤル」としていたメーガン妃とヘンリー王子は、声明文で「王室と英国政府に『ロイヤル』の文言を使用禁止する権限はない」と一文を加えて異論も唱えたが、最終的にはこの決定に従った。
そうした経緯もあり、正式には3月31日をもってメーガン妃とヘンリー王子は、完全に“王室引退”をすることになったが、今回の「スマートワークス」の“称号外し”はその序曲となったというわけだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)