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「桃は太りやすい」は本当? バナナより多い栄養素も 管理栄養士が解説
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教えてくれた人:藤田 えみこ

夏にかけて旬を迎える桃(白桃)。とろけるような甘さとジューシーな味わいが魅力です。そのため、「カロリーが高そう」「太りやすそう」といった印象を持つ人もいるでしょう。実際のところはどうなのでしょうか。管理栄養士の藤田えみこさんに伺いました。
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桃のカロリーは低め さまざまな栄養成分も
みずみずしい食感で、甘味を強く感じる桃は「高カロリーのフルーツ」というイメージを持たれやすいのかもしれません。しかし、実際は水分量が多く、エネルギーもそれほど高くはありません。
目安として、中サイズの桃半分(可食部約100グラム)のエネルギーは約38キロカロリーです。1個(同約200グラム)食べたとしても、約76キロカロリーになります。ちなみに、中サイズ程度のバナナ1本(同約100グラム)は約93キロカロリーなので、桃のほうが低めです。
また、桃にはカリウムも含まれています。体内の余分なナトリウムの排出を助け、水分バランスの調整に関わる働きをする栄養素です。抗酸化作用が期待されているポリフェノールも含まれています。
このほか、ペクチンなどの水溶性食物繊維が豊富です。意外かもしれませんが、バナナよりやや多く含まれています。腸内環境を整えるほか、食後血糖値や血中コレステロール値の上昇をゆるやかにする働きが期待されています。
農林水産省の「食事バランスガイド」などでは、果物は1日200グラム程度を目安に取り入れることがすすめられています。桃の場合は、中サイズ1個分、可食部で約200グラムがひとつの目安です。適量であれば、生活習慣病予防を意識した食生活にも取り入れやすい果物でしょう。
おいしい桃の選び方、保存方法
おいしい桃を見分けるには、中心のくぼみを挟んで左右のふくらみが均等で、きれいな丸みがあるかがポイントです。傷やあたりがないかも確認しましょう。皮の産毛がきれいに生えているものが良いといわれています。
桃のくぼみの周辺に青みがなく、やわらかみがあり、甘い香りがしてきたら完熟しています。熟していないものは、基本的には常温で追熟します。室内で、エアコンや扇風機の風が直接当たる場所に置いておくと、乾燥しておいしさが損なわれてしまうので気をつけてください。キッチンペーパーなどに包んでおくと良いでしょう。
冷蔵庫で冷やしすぎると甘味が落ちるので、食べる直前に冷やすのがおすすめです。完熟した桃は傷みやすいので、ラップやキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて保存すると良いですが、食味は少しずつ落ちていきます。早めに食べ切りましょう。
皮をむく際は、桃の割れ目に沿って包丁を一周入れ、両手で優しくひねって半分に。種を取り、くし形に切ってから、皮の端をつまむようにするとむきやすくなります。完熟していれば、包丁を使わずに手でむけることもあるでしょう。むきにくい場合は、熱湯に10~20秒ほどくぐらせてから氷水に取り、湯むきにすると皮がはがれやすくなります。
実は、桃は皮ごと食べられて、皮の近くに食物繊維やポリフェノールなどが多く含まれているといわれています。苦手でなければ、皮ごと食べてみるのも良いでしょう。旬の味わいを存分に楽しみたいですね。
【参考】
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
(Hint-Pot編集部)
