Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

食べていないのに夏太りしてしまう理由 更年期世代が猛暑にやりがちなNG習慣を医師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

つい冷たい麺類に頼りがちな夏(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
つい冷たい麺類に頼りがちな夏(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 気温も湿度も上がり、日本特有の蒸し暑さが体にこたえる季節がやってきました。「夏は汗をかくから痩せる」――そう思っていたのに、気づいたら体重が増えていた経験はありませんか? 更年期以降の女性が夏に太りやすいメカニズムと、今日から見直したいNG習慣について、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生にお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「夏は痩せる」は思い込み 代謝が落ちた体で実際に起きていること

 生活習慣の変化などから、夏は冬よりも太りやすくなる人がいます。気温が高いと体内で熱を作る必要がなくなり、基礎代謝量も低下しやすくなるとされているためです。そこに更年期以降特有の変化が重なります。

 更年期以降に太りやすくなる主な原因は2つで、女性ホルモンの急激な低下と、加齢に伴う筋肉量の減少だそうです。どちらも基礎代謝の低下に直結するため「同じ生活をしていても、若い頃に比べて太りやすく、むくみやすくなります。そのため、ダイエットをしようとしてもなかなか痩せない」状態に陥りやすいと、石原先生は話します。

 夏という季節の特性と、更年期という体の変化が重なり、女性の体には太りやすい条件がそろってしまうのです。

知らずにやっている「夏のNG習慣」

 石原先生が診療中に気になるのが、夏に起きがちな食習慣と生活習慣の変化です。よくある3つのNGを紹介します。

○NG1 食欲低下で炭水化物や糖分に偏りがち
 暑くて食欲がないとき、そうめんや冷やしうどんで済ませたり、冷たいカフェラテやアイスクリームに手が伸びたりしがちです。しかし、炭水化物や糖分に偏った食事では、代謝に欠かせないたんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。

 必要な栄養素がとれないと疲れやすくなったり、夏バテにつながったりすることも。涼を求めるつもりが、基礎代謝を支える栄養を知らないうちに不足させてしまっていることがあります。

○NG2 熱中症対策にスポーツドリンクをたくさん飲む
 熱中症予防のつもりで飲んでいるスポーツドリンクが、夏太りの一因になっていることがあります。石原先生によると、スポーツドリンクをたくさん飲むことで糖質過多になったり、水分を必要以上に飲むことでむくみにつながったりするケースが多いそうです。

○NG3 日常的な運動、入浴をやめてしまう
 夏は、暑さで外に出るのが億劫になり、ウォーキングなどの習慣が途切れてしまう人も少なくありません。また、湯船に浸かるのが面倒になり、シャワーだけで済ませがちになることも。こうした生活が続くことで、活動量が減り、さらに太りやすさにつながってしまうことがあるそうです。