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毎日のお世話に3時間、医療費100万円超も…“理想だけでは続かない”動物保護の現実 活動者が「完璧を求めすぎない」ことの大切さを語るワケ
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医療費100万円超も 「助けたい」だけでは続けられない

時間だけでなく、金銭面の負担も大きいといいます。
「猫獅が亡くなる直前は100万円以上使いました。先日も鳥の病院で30万円近くかかりました。1回の入院で軽く10万円は飛びます」
そのため、「助けたい」という思いだけで保護活動を始めるのは難しいと話します。るみなさんは、「時間はないけれど、お金に余裕がある」という人には寄付という支援方法もあると紹介。
また、「『預かりボランティア』という制度があり、保護団体によっては医療費や食費を負担してくれる場合もあります。自分には無理だと諦める前に、まずは相談してみてほしい」とも呼びかけています。
家族の理解も欠かせない要素です。動物のお世話は生活全体に影響するため、「同居人の理解が得られない場合は、通いのボランティアという選択肢もあります」と話します。
「できる人が、できる範囲で」 一歩踏み出す人が増えてほしい

SNSでは、「医療費が払えない人は動物を飼うべきではない」といった厳しい意見を目にすることもあります。一方で、保護動物の現場には、理想だけでは割り切れない現実もあると、るみなさんは話します。
「理想は、できる限り豊かな環境で飼育することです。でも、命の危機にある子たちにとっては、雨風をしのげる場所と、ごはんがあるだけでも大きな違いだと思います」
だからこそ、大切なのは完璧を求めすぎないことだといいます。
「私とちゅん丸との出会いも意図せぬものだったので、最初は毎日が本当に不安でした。最初は誰もが初心者です。不安が残ったままのスタートでも、動物とともに暮らすことで、毎日が本当に幸せになると思います。
『できる人が、できる範囲で、できることをする』。これも動物保護には必要な姿勢だと感じます」
保護活動に興味はあっても、一歩踏み出せない人へ、るみなさんはこんな言葉を贈っています。
「『覚悟が足りない』と思っている人ほど、動物のことを真剣に考えているのだと思います。まずは譲渡会へ足を運んだり、ボランティアや寄付について知ったりするだけでも十分です」
時間やお金、そして覚悟――保護活動にはさまざまな現実があります。それでも、小さな一歩が、新たな命をつなぐきっかけになるのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)