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「エグ」「とてもリアルです」 意外な画材で描かれた黒猫に驚きの声 こだわりを聞いた
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作品誕生の裏側と技術へのこだわり

綾佑さんが画材に木炭を選んだきっかけは、その「思い通りにならない性質」にあるといいます。
「鉛筆よりも制御が難しく、粉が予想しない形で乗ることがあります。その偶然が、自分の意図を超えた表現を連れてきてくれるところに魅力を感じています。また、白と黒だけだからこそ、質感や陰影、画面のバランスに深く入り込めるところも好きです」
今回の作品は、特定の飼い猫などを直接のモデルにしたわけではなく、AIで生成した一般的な黒猫の画像を参考にしつつ、自身の中にあるイメージに近づけながら描かれました。制作期間は2日ほど。実際に手を動かしたのは7~8時間ほどだったそうですが、構想を練る時間や、画面と向き合う時間も含めて丁寧に作り上げられました。
猫ならではのやわらかい毛並みや、瞳の潤いの表現には、高度な技法と試行錯誤が詰まっています。木炭だけでなく、木炭鉛筆やパステル、練り消しゴム、ペン型消しゴムなども使って表現しました。
「毛並みは一本ずつすべて描くのではなく、大きな暗がりをつくってから、消しゴムで光を抜きながらやわらかさを表現しています。瞳は周囲の黒を深くし、小さな光を入れることで潤いや奥行きが感じられるようにしました」
制作においてとくに苦労した点について、「黒猫らしい深い黒を残しながら、顔の形や表情が暗闇の中に埋もれすぎないように調整すること」と語っています。
現在は木炭を中心に制作を行い、SNSで作品や制作過程を発信している綾佑さん。「これからも人物や動物を描きながら、言葉になる前の感情や、静かな存在感のようなものを表現していきたい」と、創作への思いを語ってくれました。今後の作品からも目が離せませんね。
(Hint-Pot編集部)