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「有料としたほうがいいのでは」「想像していたよりはるかにひどい」 北アルプスで低体温症による救助事案 問われる登山の備え
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真夏の登山シーズンを迎えていますが、山では天候の急変によって命に関わる危険に直面することがあります。長野県山岳遭難防止常駐隊は公式X(ツイッター)アカウント(@Nagano_sotaikyo)で、北アルプス・大キレット付近で発生した低体温症による遭難者の救助活動を公開。険しい岩場で行われた背負い搬送に、驚きやねぎらいの声が寄せられています。
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「飛騨泣き」で背負い搬送 過酷な救助活動
長野県山岳遭難防止常駐隊によると、7月28日、北アルプス・大キレット付近で低体温症により行動不能になった登山者の救助活動を実施しました。
大キレットは、北アルプス屈指の難所として知られる岩稜ルートです。なかでも「飛騨泣き」と呼ばれる区間は、切り立った岩場や急峻な登りが続く最難関のひとつとされています。
救助隊は当初、ロープで安全を確保しながら歩いて搬送する方法を試みましたが、最終的には悪天候のなか、遭難者を背負って北穂高小屋まで搬送しました。
投稿された動画や写真には、雨風が吹きつけるなか、シェルターで待機しながら救助のタイミングをうかがう様子や、足場の悪い岩場を慎重に進み、遭難者を背負って搬送する緊迫した現場が収められています。
投稿のリプライ(返信)には「飛騨泣きを担いで登るのか……すげえ。救助隊のみなさまには本当に頭が下がります」「想像していたよりはるかにひどい天候」「この人たち、山の怖さを知らないのかな……」「え。あそこを背負いで……。救助する方々のほうを気の毒に思ってしまう」といった声が寄せられました。
また、「装備不足や目に余る登山の救助は有料としたほうがいいのでは」といった意見も見られ、登山の安全対策や救助のあり方について議論が広がっています。
「真夏だから大丈夫」は危険 北アルプスでも低体温症のリスク
標高3000メートル級の夏山では、雨や強風によって体温が急速に奪われ、真夏でも低体温症に陥る危険があります。防寒着や雨具などの装備が不十分だったり、悪天候のなか行動を続けたりすることで、命に関わる状況に陥ることもあります。
長野県山岳遭難防止常駐隊は投稿で、「北アルプスでは、真夏でも低体温症に陥る危険性があります。無理のない計画、万全の装備、慎重な判断で安全登山をお願いします」と呼びかけています。
夏山を楽しむ際は、最新の天気予報を確認し、防寒着や雨具、ツェルトなどを携行することが大切です。天候が悪化した場合は無理をせず、引き返す判断をすることも、安全な登山につながります。
(Hint-Pot編集部)