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夏の被災で想像以上につらい「トイレの悪臭」 防災士がすすめる備蓄と臭い対策

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

非常時のトイレは、臭い対策も重要(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
非常時のトイレは、臭い対策も重要(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 大きな地震が起こると、電気や水道などのライフラインが止まり、日常生活は大きく変わります。なかでも深刻なのが、トイレの問題です。とくに気温の高い夏は、悪臭や害虫などのトラブルも重なり、ストレスが大きくなります。今回は夏の被災時を想定し、備えておきたいトイレ用品や悪臭対策について、防災士の資格を持つ和栗恵さんが紹介します。

 ◇ ◇ ◇

1人1日5回分×7日分の“トイレ備蓄”をしよう

 地震で水道管や排水管が壊れると、水洗トイレは使えなくなります。そんなときに備え、自宅や職場のトイレに、凝固剤・汚物袋・防臭袋がセットになった非常用トイレを備蓄しておきましょう。

 備蓄の目安は、1人あたり「1日5回×7日分」の35回分です。シニア世代や妊産婦、小さなお子さんがいる家庭では、さらに多めに用意しておくと安心です。

 非常用トイレは100円ショップなどでも購入できますが、家族全員分をそろえると意外に高額になります。できるだけコストを抑えたい場合は、排尿用としてペット用シーツを備えておくのもおすすめです。成人1回あたりの尿量は200~400ミリリットル程度とされているため、「ワイドサイズ」のペット用シーツが使いやすいでしょう。

トイレットペーパーや除菌ウェットティッシュも忘れずに

非常用トイレは多めに備蓄を(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
非常用トイレは多めに備蓄を(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 また、トイレットペーパーも忘れてはいけません。1週間分の目安は、男性なら1ロール、女性なら2ロール程度。普段から、少し多めに買い置きする「ローリングストック」を意識しておくと安心です。

 断水時は手洗いも難しくなるため、除菌タイプのウェットティッシュを備えておきましょう。食事の前や手を拭きたいときなど、さまざまな場面で役立ちます。こちらも、日頃から少し多めに買い置きしておくことがおすすめです。

 なお、災害時には「トイレに行く回数を減らしたい」と考え、水分を控えてしまう人が少なくありません。しかし、これは脱水症状や熱中症、エコノミークラス症候群などを招く危険があるため、絶対に避けてください。必要な水分をしっかり取れるよう、トイレ用品は余裕を持って備蓄しておくことが大切です。