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肺やのど…呼吸器の潤いを助ける「薬膳の知恵」 キンカンのハチミツ漬けで気分もすっきり

公開日:  /  更新日:

著者:村上 華子

薄切りにしたキンカン【写真:村上華子】
薄切りにしたキンカン【写真:村上華子】

キンカンをハチミツ漬けに 熱い紅茶と合わせる

 まずは、キンカンのハチミツ漬けを作りましょう。一晩で完成します。

○キンカンのハチミツ漬け

【作り方】
1、洗ったキンカンのヘタを指で取り、皮ごと薄くスライスする
2、煮沸消毒を済ませた保存用のビンやホーローに1を入れ、浸る程度にハチミツを入れて一晩置けば完成
※乳児は食べないように注意してください

○キンカンのハチミツ漬けで作るホットティー

【材料】(約500mlのティーポット分)
キンカンのハチミツ漬け 適量
紅茶 小さじ1~2
湯 約500ml

【作り方】
1、ティーポットにお好みの紅茶の葉(適量)を入れて熱湯を注ぎ、紅茶を作る
2、カップにキンカンのハチミツ漬けを入れて、上から熱い紅茶を注ぐ
3、紅茶を飲みながら、一緒にキンカンを食べるとおいしい

【薬膳の知恵 食材の働き】
キンカン:気の滞りを改善。肺やのどを潤す。消化を促進させる
ハチミツ:肺を潤し、咳の緩和に。皮膚の乾燥にも良い
紅茶:口の渇きを癒す。心の不安を和ませる働きも

 キンカンはスーパーマーケットなどで購入すると、大きめの容器に入っていて量が多い場合があるので、使い切れない分は新鮮なうちにきれいに洗って薄切りにし、天日でカラカラになるまで干すのがおすすめです。しっかりと干すことで1年ほどの日持ちが可能になります。

 栄養がぎゅっと凝縮された干しキンカンは、お茶に入れる他、お酒やスープに入れて楽しむこともできます。閉塞感のある日々が続きますが、家の中で簡単にできるリフレッシュの時間を少しでも確保して、みんなで元気に乗り越えましょう!

(村上 華子)