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ヘンリー王子 “王室引退”をエリザベス女王にEメールで告げた…王室担当編集者が明かす衝撃事実に「ムカムカする振る舞い」
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チャールズ皇太子にも同様の方法で伝える 英紙報じる
ある王室筋が「すべてを失ったヘンリー王子と、欲しいものすべてを手に入れたメーガン妃」と語る今回の“王室引退”劇。確かに生まれ育った英国を去り、「HRH」(殿下、妃殿下)の称号を失い、「ロイヤル」という文言の使用は禁止され、誇りにしていた軍名誉職も手放した王子。それに対し、妃はテレビ女優からプリンセスへと華々しい転身を果たし、世界でも超A級のセレブリティになった。そんな夫婦の状況も比較される“王室引退”だが、王子は、ずっとかわいがってもらった祖母のエリザベス女王に「王室から抜けたい」という意思を、何とEメールで伝えたという。高齢の女王は「大変傷付いた」と英紙で話題になっている。
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英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると今回の“王室引退”は、ヘンリー王子から祖母でロイヤルファミリーの家長であるエリザベス女王と次期国王である父のチャールズ皇太子に送られた“Eメール”で決まったという。同紙の王室担当編集者で王子と長年の親交があるレベッカ・イングリッシュ氏が明かした。
女王のショックが大きかったのは、今回の引退が王子の「強い意志」だったこともあると伝えられた。メーガン妃に集中した英タブロイド・メディアの批判やパパラッチの取材攻勢が“王室引退”を思案し始める「きっかけ」ではあったが、最終的な判断はあくまで王子のものだったとされる。
無論、そこに行きつくまでは、さまざまな紆余曲折があったようだ。しかし、妃の王室内での孤立は深まり、その一方で兄ウイリアム王子は弟夫婦の急速なセレブリティ化に「居心地の悪さを感じていた」という。
昨年10月に放映されたドキュメンタリー番組でそんな王室生活での苦難の一部を明かすと、ヘンリー王子とメーガン妃はカナダへ渡航。そのまま6週間の休暇に入り、英国人が家族で過ごすクリスマスも王室からは距離を置いた。
そして今年の1月、ヘンリー王子が決断。自らEメールをエリザベス女王とチャールズ皇太子に送り「王室から抜けたい」と告げたという。もちろん、メーガン妃との結婚がなければ王室を離れるような事態にはならなかっただろうが、最終的なアクションはEメールという“現代的な形”で行われたことが明らかにされた。
この事実を伝える記事のコメント欄には、「ハリー(ヘンリー王子の愛称)とその妻は、自分たちのことだけを気にするナルシストです」「ハリーが彼の家族を受け入れ、英国や国民、そして素晴らしい歴史と伝統を本当に愛する女性と結婚しなかったのがひどすぎる」「ムカムカする振る舞いだ」など、王子への批判的な声が相次いでいる。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)