Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

旅行中に地震が起きたらどうする? 防災士が教える「旅先でやってはいけないこと」

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

観光中・移動中に気をつけたい4つのこと

 宿泊先だけでなく、観光中や移動中に被災する可能性もあります。状況に応じて落ち着いて行動することが、自分や周囲の命を守ることにつながります。

1. 車で走り続けない
 車を運転中に大きな揺れを感じたら、ハザードランプを点灯させ、ゆっくり減速して、路肩や駐車場など安全な場所へ停車しましょう。そのまま揺れが収まるまで待機します。

 一方で、周囲で建物の倒壊など大きな被害が起きている場合は、車で避難を続けるのは避けましょう。渋滞が発生すると、救急車や消防車など緊急車両の通行を妨げてしまいます。

 その場合は、貴重品だけを持ち、車のカギを車内に残したまま、徒歩で最寄りの広域避難場所へ向かいましょう。旅行先を決めたら、観光スポットだけでなく、広域避難場所の位置も事前に確認しておくと安心です。

2. 海や川には近づかない
 海辺や河川の近くで大きな揺れを感じたら、その場で様子を見ようとせず、すぐに離れましょう。津波警報が出ていなくても油断は禁物です。車ではなく徒歩で高台へ避難し、安全を最優先に行動してください。

3. デマや周囲のパニックに流されない
 旅先では土地勘がないため、正しい情報を得にくくなります。そのような状況では、根拠のない情報や噂が広まりやすく、周囲がパニックになることもあります。

 SNSや周囲の声だけを鵜呑みにせず、自治体や気象庁、施設スタッフなど、信頼できる情報源から状況を確認するよう心がけましょう。

4. 電話はできるだけ控える
 災害時は、家族や友人の安否が気になり、電話をかけたくなるものです。しかし、電話回線には限りがあり、救助を必要とする人の通信を妨げる可能性があります。

 家族との連絡には、LINEなどのSNSや災害用伝言ダイヤルを活用しましょう。

 旅先で安全を守るために大切なのは、「落ち着いて行動すること」と「正しい情報を集めること」です。現地の人や宿泊施設、観光施設のスタッフの指示に従い、冷静に行動することが、自分だけでなく周囲の命を守ることにもつながります。

(和栗 恵)

和栗 恵(わぐり・めぐみ)

防災士・ライフスタイルライター。1970年東京都生まれの B型。雑誌、ウェブ、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、さまざまな媒体を手がける。男女の本質的な違いに着目した独自の恋愛論・結婚論を、ティーン誌、青年誌、ママさん向けウェブなどで展開中。著書にA型夫とB型妻との生活を描いた「毎日がグチLove B型妻 VS A型夫(笠倉出版社)」、「そして、ありがとう…ー犬とわたしの12の涙ー(日本文芸社)」などがある。