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「火災やけがにつながる」可能性も 停電時にやってはいけない 防災士が教える7つのNG行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

停電時にやってはいけないこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
停電時にやってはいけないこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 今年は、台風が日本に接近しやすくなると予想されています。台風による停電は、照明やエアコンが使えなくなるだけでなく、思わぬ事故や火災につながることも。停電時にやってはいけないことや、安全に過ごすためのポイントについて、防災士の和栗恵さんが解説します。

 ◇ ◇ ◇

今年の台風発生数は平年並みから多い予想

 2026年は、エルニーニョ現象の発生に加え、インド洋の海面水温の変化などの影響から、秋にかけて高温が続く可能性があります。また、日本気象協会は、8月を中心に台風の発生数が平年並みから多くなり、日本列島に接近する台風も例年より増えると予想しています。

 台風による被害のなかでも、とくに注意したいのが停電です。強風による倒木や飛来物で送電設備が損傷したり、浸水によって変電設備に不具合が生じたりすると、広い範囲で停電が発生することがあります。停電すると照明やエアコンだけでなく、通信機器や信号機など生活に欠かせないインフラにも影響が及ぶため、事前の備えが大切です。

停電時は、ブレーカーを落として安全確保を

 停電が発生しても、自分で復旧させることはできません。電力会社による復旧を待つ間は、事故や二次災害を防ぐため、次のような行動は避けましょう。

1. ブレーカーや家電の電源をそのままにする
 停電中にブレーカーや家電の電源を入れたままにしていると、復旧時に「通電火災」が発生するおそれがあります。とくに長時間の停電が見込まれる場合は、ブレーカーを落としておきましょう。

 また、アイロンやヘアアイロン、ドライヤー、ホットプレートなどの発熱する家電や、電動ドリル、電動ノコギリなどの電動工具は、停電した時点でコンセントからプラグを抜いてください。復旧後に電源が入ったままとなり、火災やけがにつながる危険があります。

 電気が復旧したら、家電が濡れていないことなどを確認したうえでブレーカーを戻し、正常に作動することを確かめてから使用しましょう。

2. 屋内でエンジン式発電機を使う
 家庭用の小型発電機を備える家庭も増えていますが、ガソリンを使用するエンジン式発電機を屋内や車庫、ベランダなどで使用すると、一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。必ず屋外で使用し、屋内では絶対に使用しないでください。

 また、調理のためなどで、七輪や練炭などを屋内で使用することも、一酸化炭素中毒の原因となるため避けましょう。

3. ろうそくを使う
 停電時は、ろうそくよりもLED式の懐中電灯やランタンを使用するのが安全です。ろうそくは転倒や周囲への引火による火災の危険があるため、現在は防災用品としてもLED照明が推奨されています。乾電池や充電式ライトは、日頃から使用できる状態にしておきましょう。

4. モバイルバッテリーを高温の場所に置く
 一般的なリチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーは、高温環境では熱暴走を起こし、発煙や発火につながるおそれがあります。窓際や車内など高温になりやすい場所は避け、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。