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「人生の一番大事な思い出」 リトアニア大使が明かす、皇后陛下の通訳を務めた日 日本語との出合いとは
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「人生の一番大事な思い出」 皇后陛下の通訳を任された日
この在日リトアニア大使館での勤務は1年間でしたが、当時の小泉純一郎首相の通訳を担当するなど、要人通訳の経験を積み、リトアニアに帰国しました。
帰国後、「人生の一番大事な思い出」と話す経験をします。2007年に天皇皇后両陛下がリトアニアを訪問した際、当時の皇后陛下の通訳という大役を任されました。緊張しながら迎えた当日、皇后陛下の人柄に救われたとジーカスさんは振り返ります。
「もちろん緊張はすごくありました。でも、すごく気さくな方で、全然普通に話してくださってホッとしましたし、感動しました」
このときにプレゼントされた菊の紋が入った盃は今も大切にしているといいます。
通訳の仕事をきっかけに政治への関心を深めたジーカスさんは、リトアニアで博士課程を進めながら日本学科の教育にも携わり、アジア研究センターの所長も務めることになりました。
コロナ禍に届いた、まさかの「大使就任」の知らせ
大使への打診が来たのは、新型コロナウイルスが流行していた時期でした。
「ありえないと思っていたので、自分自身、すごくびっくりしました」
外交官になれば、自身だけではなく、家族を伴って長期間海外で暮らすことになり、家族への影響も大きくなります。ただ、家族からは、後押しするような言葉が返ってきたそうです。
「一生に一度しかないチャンスだから、逃してはいけない、と言われました」
2022年5月、ジーカスさんはリトアニア大使として再来日を果たし、新たな生活が始まります。後編では、研究者や通訳として20年以上日本と関わってきた大使に、外交官として改めて向き合う日本の姿を聞きました。
リトアニア・カウナス出身。1990年のリトアニア独立後、高校時代に日本語学習を開始。1998年に金沢大学、2002年に早稲田大学商学研究科へ留学し、在日リトアニア大使館にも勤務。帰国後、天皇皇后両陛下のリトアニア訪問時に当時の皇后陛下の通訳を務める。2008年から2018年までヴィタウタス・マグヌス大学でアジア研究センター所長を務め、2022年に駐日特命全権大使に就任。X(ツイッター)でも人気を集めている。
(Hint-Pot編集部)
