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「都会で馬を飼うなんてかわいそう」 批判も乗り越え…東京に日本初の“馬と過ごせるホテル”が誕生するまで
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東京スカイツリーから約400メートル。大都会の観光地に驚きの宿泊施設が誕生します。9月1日(火)にグランドオープンを迎えるPONY PARADAISE(東京・墨田区向島)。日本初の「ミニチュアホース(馬)と過ごせるコンセプトホテル」です。1日1組限定(最大8人)で、愛くるしい3頭の馬と同じ空間で過ごし、ともに朝の散歩に出かけることもできるとのこと。しかし、このプロジェクトを実現させるまでの道のりは、平坦なものではありませんでした。経営者である西川剛さん、淳子さん夫妻にオープンまでの舞台裏とそこに込めた熱い思いを聞きました。(取材・文=柳田通斉)
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夫婦の素朴な疑問から始まった挑戦
きっかけは、数年前に淳子さんが発した「都内でミニチュアホースを飼うことは可能なのか」でした。北海道の牧場経営に長年携わってきた剛さんにとっても、大都会の東京で馬を飼うことは未知の領域。夫婦で話し合うなかで、「自分たちだけのために飼うのではなく、多くの人にとって癒やしになる空間を作れないか」と考えるようになったそうです。
一昨年、剛さんが北海道内で開催されたセリに足を運び、食肉用として出されていた馬を引き取りました。
「まずは北海道の牧場で人と一緒に歩いたり、指示を聞いたりできるように慣らすことから始めました。それから1頭を東京に連れて、飼うことから始めました」(淳子さん)
当初は、スケルトン(コンクリートの居抜き状態)の空き店舗を改装し、ふれあいカフェを開業予定でした。しかし、計画を進めるうちに一つの懸念が生まれました。
「不特定多数の人がひっきりなしに出入りするカフェでは、馬たちへの負担が大きすぎるのではないか……」
馬たちのストレスと安全を第一に考えた夫妻は、計画を大きく軌道修正します。それが「1日1組限定の宿泊施設」という現在のスタイルでした。



