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外国人観光客を惹きつける富士山 高まる人気の一方で相次ぐ救助要請や交通事故も 人気観光地で浮かぶ安全面の課題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

山頂を目指して富士山を登る登山者たち(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
山頂を目指して富士山を登る登山者たち(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 日本を訪れる外国人観光客が増え続けています。中国や韓国など東アジアからの旅行者が大きな割合を占める一方、近年は欧米諸国からの訪日客も増加。イギリスの公共放送「BBC」は8月30日、若いイギリス人が日本へ向かう背景を特集しました。記事のタイトルで真っ先に掲げたのが、日本を象徴する「富士山」です。欧米からも熱い視線が注がれていますが、その一方で、外国人登山者の遭難も相次いでいます。

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欧米からの訪日客が増加 イギリスは年間53万人超

 日本政府観光局(JNTO)によると、2025年の訪日外客数は4268万3600人で、前年比15.8%増。過去最高だった2024年を580万人以上上回り、初めて年間4200万人を突破しました。

 国・地域別では韓国が約946万人、中国が909万人、台湾が676万人など、東アジアからの旅行者が大きな割合を占めました。一方、欧米から日本を訪れる人も増えています。

 2025年にイギリスから日本を訪れた人は、約53.5万人。フランスは約46万人、ドイツは約43万人、イタリアは約31万人、スペインは約24.5万人でした。

 2025年にはイギリスをはじめ、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど、20市場が年間累計で過去最高を記録しました。

 その傾向は、2026年に入ってからも続いています。7月の訪日外客数は344万2100人。イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどを含む17市場で、7月として過去最高を記録しています。

「日本らしさ」の象徴、富士山 海外調査でも4割

外国人観光客からも人気の新倉山浅間公園【写真:PIXTA】
外国人観光客からも人気の新倉山浅間公園【写真:PIXTA】

 ヨーロッパで訪日観光客数が最も多いイギリス。その日本旅行人気は、現地メディアの報道からもうかがえます。

 公共放送「BBC」は8月30日、若いイギリス人が日本へ向かう背景を特集しました。記事のタイトルで真っ先に掲げたのが「富士山の写真」です。記事では、富士山をはじめとする日本旅行の写真が、SNS上にあふれている状況にも触れています。

 富士山は、海外から見た「日本らしさ」を象徴する存在でもあります。電通が2025年、世界20の国・地域を対象に実施した「ジャパンブランド調査2025」では、「日本らしい」と感じるものとして「富士山」を挙げた人は41.0%。「寿司」の42.2%、「桜」の42.0%に続く高さでした。国・地域別でも、富士山は共通して日本らしさを感じるものとして挙げられています。

 世界から注目を集める富士山ですが、実際に山頂を目指す登山では、事故も相次いでいます。