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「中国本土からの方は、だいぶ減っています」 富士山麓・忍野八海で起きた変化 観光協会が感じる意外な実態とは
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中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことで、観光地への影響が懸念されています。実際に、日本政府観光局が18日に発表した「訪日外客数(2026年1月推計値)」によると、中国人観光客は昨年同月比で6割減少しました。とくに外国人観光客の多い地域では、その動向が注目されていますが、富士山の麓に広がる世界遺産、山梨県の人気観光地・忍野八海では、実際にどのような変化が起きているのでしょうか。忍野村観光協会の担当者にお話を伺いました。
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中国本土からの観光客は「だいぶ減っている」
国内外から多くの人が訪れてきた忍野八海にも、今回の渡航自粛の影響は及んでいます。現場ではどのような変化が起きているのでしょうか。
「中国本土からの方は、だいぶ減っています」
忍野村観光案内所では、来訪者の国籍も確認しており、協会担当者は中国からの観光客が明らかに減少していることを実感しているといいます。団体客、個人客ともに減少がみられています。
ただし、忍野八海全体の観光客数となると、状況はやや異なります。
「これまでの観光客で、中国の方は全体の1~2割ほどでした。その分は減っていますが、ほかの国から来ていただく方もいるので、全体で見ると5%から1割くらいの減少だと思います」
中国からの観光客が減った一方で、ヨーロッパやアメリカ、東南アジアなど、ほかの地域からの来訪者が増え、落ち込みを一定程度補っているといいます。
「収入も5~10%ほどの減少。直接的な大きな影響はない」
地域経済への影響についても、担当者はこう話します。
「中国からの方が減ったとはいえ、全体としては極端に落ち込んでいるわけではありません。収入も5~10%ほどの減少だと思います。直接的な大きな影響はないという印象です」
中国人観光客が占めていた割合を踏まえると、渡航自粛の影響はあるものの、その規模は限定的といえそうです。
「本当に世界中から来ていただいています。国籍は問わないという感じですね」
富士山の伏流水が湧き出る澄んだ池のほとりでは、今もさまざまな言語が行き交います。訪れる人の顔ぶれに変化はあるものの、忍野八海の日常の風景は変わらず続いています。
(Hint-Pot編集部)