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「すぐに助けを呼ばなければ」 道端に倒れた男性発見、愛犬が緊急事態で一変…飼い主も驚いた救助劇での“別の顔”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

普段は自由奔放な性格だという3歳半のアルくん【写真提供:本人】
普段は自由奔放な性格だという3歳半のアルくん【写真提供:本人】

「すぐに助けを呼ばなければ」──。真夏日の朝、愛犬とのいつもの散歩は、突然の緊急事態に変わりました。角を曲がった先で、道端に倒れている男性を発見したのです。男性は自力で起き上がれず、会話もかみ合わない状態。飼い主は愛犬を連れ、近くの消防署へ急ぎました。普段は散歩中に動かなくなる「拒否柴」をすることもある愛犬ですが、この日は飼い主と一緒に走り、消防士たちと現場へ。救助中もそばでじっと待ち続けました。緊急事態で見せた頼もしい姿をSNSで紹介すると、大反響に。当時の状況や愛犬の普段とは違う行動について、飼い主に詳しく聞きました。

 ◇ ◇ ◇

角を曲がると男性が倒れていた…真夏日の朝に起きた異変

「角を曲がったところで、男性が倒れているのを二人で発見しました」

 そう振り返るのは、3歳半になる柴犬のアルくんの飼い主です。アルくんは普段、「拒否柴」をしたり、自分のペースで歩き回ったりする自由奔放なタイプだといいます。そんなアルくんが緊急事態で見せた、普段とはまるで違う頼もしい姿を飼い主がSNSで紹介すると、大きな反響を呼びました。

 当日の午前7時頃、飼い主はアルくんと、いつものように近所を散歩していました。散歩の途中、飼い主は以前から顔見知りだった近所の男性に出会いました。男性も柴犬を飼っていますが、この日は愛犬を連れず、一人で歩いていたそうです。

 少し話をしながら一緒に歩き、角を曲がったところで、二人は道端に倒れている男性を発見しました。

 倒れていた男性は70~80代ほどに見え、顔には擦り傷がありました。顔見知りの男性が起こそうとしましたが、ふらふらしており、自力では起き上がれません。声をかけても、会話がかみ合わなかったといいます。

「会話もかみ合わない様子でしたし、その日は真夏日で非常に暑かったこともあり、すぐに助けを呼ばなければと思いました」

 飼い主がスマートフォンで救急車を呼ぼうとすると、現場の近くに消防署があることから、顔見知りの男性が「消防署に行く方が早い」と提案しました。顔見知りの男性がその場に残り、倒れていた男性を見守ることに。飼い主はアルくんを連れ、消防署へ急ぎました。

普段は“拒否柴”なのに…緊急事態で一変

東京消防庁から贈られた感謝カードに鼻を近づけるアルくん【写真提供:本人】
東京消防庁から贈られた感謝カードに鼻を近づけるアルくん【写真提供:本人】

「まるで自分も一員のような顔をして、一緒に男性のもとへ戻っていきました」

 消防署では、4~5人の消防士が対応。車椅子を持ち、すぐに現場へ向かってくれました。

 アルくんは以前にも、この消防署で消防士たちにかわいがってもらったことがあったそうです。飼い主と消防署まで走った後、今度は消防士たちと一緒に男性のもとへ戻りました。

 男性を発見した直後は、いつもと違う飼い主たちの様子を感じ取ったのか、横でキョロキョロと周囲を見回していたアルくん。救助が始まると、騒いだり、その場を離れようとしたりせず、そばでじっと待っていました。

 普段の散歩では、その場から動かなくなることもあります。ところが、この日は飼い主の求めに応じ、最後まで行動をともにしました。「この日は終始、こちらの要求通りに動いてくれて、本当に助かりました。周りのただならぬ雰囲気を察して、協力してくれたのかなと思っています」。