仕事・人生
「気持ち悪い」と言われて傷ついた幼少期 アトピーの女性が「自分の肌を責めなくなるまで」
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容姿へのコンプレックスから「整形」を決意
高校生になると、但木さんは自分の容姿へのコンプレックスをさらに強く感じるようになりました。「きれいになりたい」「かわいくなりたい」という思いから「整形をしよう」と決意。その費用を貯めるために、人生で初めてアルバイトを始めました。
ところが、バイト先での人との出会いが、但木さんの気持ちを変えていきました。仲間たちがありのままの自分を受け入れてくれたことで、「整形したい」という気持ちが薄れていったのです。
「当時、一番自分を嫌っていたのは自分自身でした。例えば、他人からアトピーに対して心ない言葉を言われたら、その言葉を何回も自分の中で繰り返しては、自分を責めていたんです」

そう気づいてから、但木さんは自分に優しい生き方を心がけるようになりました。「自分を好きになれなくてもいい。でも、自分を嫌いにはなりたくない」と考え、鏡に映った自分に優しい言葉をかけたり、日常の中でできたことを褒めたりするようになりました。
「相変わらず猫背ですが……」と笑いながら但木さんは今も、そうした習慣を継続しています。
「肌が荒れたときには、自分なりに気持ちを切り替える行動をして、『よく頑張った』と自分自身を褒めているんです(笑)」
自分なりに心を守れる方法を導き出した、但木さん。後編では、現在のアトピーの状態や、自身と似た悩みと闘っているアトピーの当事者やその家族に伝えたい想いをお聞きします。
(古川 諭香)