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「いや、家にいましたけど!」 宅配便でまさかの“不在扱い” フランス在住日本人が驚いた日本との大きな違いとは
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たった1回の電話に出られないと「不在」に

しかも、フランスで荷物を待つというのは、ただ家にいればいいわけでもありません。私にとって最大の難関が、配達員からの電話を取ることです。
「もうすぐ着きます」
「建物の入口はどこですか?」
そんな確認の電話なのですが、仕事をしていたり、何かほかの用事をしていたりすると、スマートフォンを見ておらず、出られないこともあります。
フランスに引っ越してきた頃は、そんな電話が大事だとはつゆ知らず、指定された日は家にいるようにしていました。
しかし、いくら待てども荷物が届かない。明らかにおかしいと思い、追跡画面を確認すると「不在」の文字が。
「いや、家にはいましたけど!!!!」
そう思っても、あとの祭りです。スマホを見ると、知らない番号からの着信履歴が残っていました。
「もしかして、これが配送会社からの電話だった……?」
何度か似たようなことが起きて、ようやくこの“電話トラップ”に気づいたのでした。
それからというもの、配送予定日はずーっとスマホを肌身離さず持ち歩き、いつでも電話に出られるように。インターホンが鳴ったらダッシュで向かい、「今すぐ降ります!」とアピールして、全力で荷物を取りに行くのがルーティンになりました。
私にとって、荷物を受け取ること自体が「一歩たりとも外出しないで、絶対に電話に出る」という“超難関ミッション”になったのです。
それでも届く「ご不在」の通知

ところが、ここまで対策しても越えられない壁があります。
インターホンが鳴った記憶もない。電話も鳴っていない。玄関の前にも荷物はない。それなのに、スマートフォンには「ご不在のため配達できませんでした」という通知が届くことがあるのです。
このメールを見た瞬間、「え?」となります。ものによっては、そのまま再配達になるのではなく、指定された受け取り場所まで自分で荷物を取りに行かなければならないこともあります。
もちろん、フランスの配送すべてでこうしたことが起こるわけではありません。何事もなく、きちんと自宅まで届くこともあります。
それでも、日本にいた頃は、宅配便を受け取るためにここまで神経を使った記憶がありません。フランスで暮らし始めてからは、荷物が予定通り、何事もなく手元に届くだけで「良かった!」と思うようになりました。
日本で当たり前のように利用していた時間指定も、離れてみて初めて、そのありがたさに気づいたサービスのひとつです。
(Moyo)
