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【私の家族】元with Bコージ解散後の今 ハリネズミとの暮らしは四畳半から七畳の部屋へ引っ越しがきっかけだった
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2人組ユニット「ブリリアン」解散 コージ・トクダでアメフトに再挑戦
2017年に「35億」の決めゼリフでブレイクし流行語大賞トップ10に入ったお笑いユニット「ブルゾンちえみ with B」。ブルゾンちえみの後ろで、シャツをはだけて「35億」と書かれた背中を見せ笑わせてくれた2人のイケメンにも注目が集まった。その2人のユニット「ブリリアン」は3月10日に解散し、金髪のコージさん(32)は芸名をコージ・トクダに変え、学生時代に打ち込んでいたアメリカンフットボールに再挑戦すると話題になった。バリバリの体育会系のコージさんだが、プライベートでは愛らしいハリネズミにメロメロだという。食べる時の咀嚼の音や寝ている時の鼻息までも心地よく思うコージさんに、ハリネズミならではの癒されどころを聞いた。
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もうすぐ“同居”して2年 ヨツユビハリネズミ「しらたま」にメロメロ
僕がメスのヨツユビハリネズミの「しらたま」を飼って、今度の5月で2年になります。ハリネズミは一般的に怖がりで臆病な性質。モグラの仲間で暗いところが好きなのですぐに隠れたがり、飼い主でも手を出すと針を立てて威嚇してなかなか触らせてくれなかったりするのですが、しらたまは人懐っこくて僕だけじゃなく、他の人にも触られても針を立てたりしないんです。「珍しい」と言われますね。「育て方がいいんじゃないか」と言ってくれる人もいますけど、特にしつけをしているわけじゃなくてほぼ放任なんですよ。
しらたまを飼ったきっかけは引っ越し。四畳半から七畳半の部屋に移ったので、広くなった分ガランとしたスペースがあまりに寂しくて、ペットショップに行ったんです。26歳の頃、メスのキンクマハムスターを1匹飼っていてかわいかったので、ハムスターを飼いたいなと思って。
ところが、ハムスターの隣にケージがあって、見たことのないトゲトゲの生き物が10匹ぐらいいました。「何だこれ」って興味を引かれて見たらハリネズミ。ケージや回し車、ヒーターなど飼育に必要なものはハムスターとあまり変わらないようなので、飼えそうだなと思って、一番元気に動き回っていたしらたまを選んだんです。
名前を呼んでも反応はなし でも「こう思ってるんじゃないか」と想像して楽しむ
元気な子を選んだのは犬を飼った経験から。僕は子どもの頃から生き物を飼うのが好きで、ザリガニ、メダカ、カメ、金魚、熱帯魚をなけなしのお小遣いをはたいて飼っていました。犬も飼いたくて、ずっと親にお願いしていたら、小学校5年生の時に両親が保健所に連れていってくれて、殺処分寸前の犬を迎えることができたんです。その時に親が選んだ基準が「元気な子」。外見は全身茶色で鼻だけ黒い、柴犬のようなミックスのオスで、「ラッキー」と名付けたその子は結局、17年生きてくれました。
今も犬を飼いたいんですけど、1人暮らしでは小動物が限界かなと。でも、ハリネズミもめっちゃかわいいんですよ! 毎日癒されています。一番は外から帰ってきた時。ハリネズミは夜行性なので、夜、僕が帰宅すると、しらたまは回し車を回していたりして元気に迎えてくれるんです。パッと電気をつけると「ハッ!」とびっくりしたような、キョトンとしたような顔でピタッと動きを止めて隠れるんです。そうすると、こっちのいたずら心がくすぐられて「ハイ、見つけた!」って。しらたまは「しまった、恥ずかしいところ見られちゃった!」みたいな顔をする、本当に(笑)。
ハリネズミは名前を呼んでも反応しないし、犬のように甘えてきたりはしないですけど、その分飼い主が“こう思ってるんじゃないか”と想像して楽しめます。僕の言葉を理解しているみたい。たぶん、僕の思い込みですけどね(笑)。