どうぶつ
「保健所行きだけは避けたい」 首輪痕、あばら骨が浮くほど痩せた体…大雨のなか発見されたねこ 懸命の救出、その後は
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「『今』なんとかしようと思った」 深夜のSOSと命のバトン

「保健所行き(殺処分されること)だけは避けたい」
短時間でお世話をした住人たちは、そう考えていました。しかし、時刻は真夜中。「レスキューや愛護団体に問い合わせも考えましたが、時間が時間だったので電話での問い合わせは困難」という状況でした。
すぐにでも保護してあげたいところでしたが、投稿者さんの家には、来月で17歳になるロシアンブルーの女の子「ルナ」ちゃんが暮らしています。ルナちゃんは腎臓病を患っており、ノミ・ダニや感染症などのリスクを考慮すると、サビちゃんをすぐに家の中へ入れてあげることができない状況でした。
そこで、投稿者さんは「朝までサビちゃんがもたない。もったとしても苦しい時間が長くなるだけだ」と感じ、「『こういうときこそXの、拡散希望のハッシュタグだ!』と思いつきました」と振り返ります。
「何がなんでも、朝を待たずに『今』なんとかしようと思ったんです」
強い思いで発信すると、真夜中にもかかわらず保護団体からダイレクトメッセージが届きました。奇跡的に、お互いの位置が車で30分圏内だったことから、すぐに直接託すことができたそうです。
深夜の大雨のなか、連絡を受けてすぐに救助へ駆けつけたのは、「NPO法人 NEKO PAWER」でした。力を尽くしてくれた同法人に、投稿者さんは深く感謝しています。
救出されたサビちゃんは、シェルターで保護されていました。救出後の投稿には、「サビちゃん頑張りました」「良かったね、幸せに!」など、サビちゃんを思う温かなコメントが寄せられています。
「少しは良かったのかな」 見守られながら息を引き取ったサビちゃん

救出後、シェルターで保護されていたサビちゃん。多くの人がその後を見守っていました。そんななか、投稿者さんの元に届いたのは、悲しい知らせでした。
9月11日午後9時30分頃、同法人から、サビちゃんが息を引き取ったとの連絡があったそうです。
悲しみに暮れる投稿者さん。それでも、「あのまま寒空の下で孤独に亡くなったり、保健所で殺処分されたりするよりは、少しは良かったのかな」と胸の内を明かします。
そして、「サビちゃんが、野良ねことして生きた日々を少しでも幸せだったと思ってくれたら」と、静かにその冥福を祈っています。
○取材協力:あおい【低浮上】(@aoi39401)さん
(Hint-Pot編集部)