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「お墓で転ぶと霊がついてくる」 なぜ生まれた言い伝え? 墓参りで避けたい意外な行為も
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もうすぐ秋のお彼岸です。2026年のお彼岸は、9月20日(日)~26日(土)で、お墓参りを予定している人も多いでしょう。子どものころ「お墓で転ぶと霊がついてくる」といわれた経験がある人もいるかもしれません。なぜでそう言われるのか、お墓参りにまつわる言い伝えやタブーを紹介します。
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「寿命が縮む」「一人で行ってはいけない」なども
お墓で転ぶと「霊がついてくる」「寿命が縮む」といった言い伝えを聞き、お墓参りの際は、転ばないように、気をつけた経験がある人もいるでしょう。
実際のところ、お墓で転んだからといって、本当に霊がついてきたり、寿命が縮んだりする科学的な根拠はありません。
墓地には墓石や石段などがあり、うっかり足を踏み外すと大けがをするおそれもあります。また、お墓は亡くなった人を供養する大切な場所です。子どもたちが走り回ったり、ふざけたりしないよう戒める意味合いがあるのでしょう。
同様に、「午後に墓参りをしてはいけない」「お墓に一人で行ってはいけない」という言い伝えを聞いたことがある人もいるかもしれません。
かつては墓地が山奥などにあり、暗くなってから移動したり、一人で出かけたりすることには危険が伴いました。由来には諸説ありますが、こうした事情から、安全にお墓参りをするための注意喚起の意味合いがあったと考えられます。
「故人が好きだった」酒を墓石にかける、菓子を置いていくのはあり?
お墓参りには「故人が好きだったものを供えたい」と準備する人もいるでしょう。しかし、避けたい行為もあります。
まず、日本酒やビールなどの酒類やジュースなどを墓石にかけることは避けましょう。石に染み込み、シミや変色などの原因になることがあるためです。飲み物を供えたい場合は、墓石にかけるのではなく、容器のまま供えます。
また、菓子や果物などのお供え物を、そのまま置いて帰るのも避けたい行為です。動物に荒らされたり、腐敗して墓所を汚したりする原因になります。お参りを終えたら、食べ物や飲み物は持ち帰りましょう。
花については、トゲのある花や毒のある花、香りの強い花などは避けたほうが良いとされることがあります。ただし、こうした花が一律にタブーというわけではありません。宗派や寺院、地域によって考え方は異なります。確認して選びましょう。
ユリなど花粉の多い花は、花粉が墓石に付着するとシミになる可能性があります。おしべを取り除くなどの配慮をしてから供えるのが無難です。
故人を思ってすることでも、墓石を傷めたり、墓地を汚したりすることがあります。故人をしのぶ気持ちとともに、お墓や周囲への配慮も大切です。
(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)
和文化・暦研究家。留学先のイギリスで、社会言語・文化学を学んだことをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。昭和好き。
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