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キャサリン妃とメーガン妃の違い 子どもたちの将来を熟慮した見せ方を王室専門家が指摘
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子どもたちの成長の記録を定期的に公開 国民からの愛情も育っている
ヘンリー王子の主要王族離脱から見ても、王位継承の直系であり将来の国王とならなければならない長男のウイリアム王子とは、やはり王室での立場の違いは大きい。「子どものプライバシー保護」を重視し、誕生以降ほとんどメディアに公開されたことのないメーガン妃の長男アーチーくん。一方、節目ごとに写真や動画で紹介されてきたキャサリン妃の3人の子どもたち。王室専門家は、2人の妃の子どもたちの見せ方を指摘。キャサリン妃の姿勢は、子どもたちの将来にとって「有益な投資になる」と語っている。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」の記事によると、王室専門家がヘンリー王子とメーガン妃のサセックス公爵家と、ウイリアム王子とキャサリン妃のケンブリッジ公爵家では「子どもたちの見せ方に違いがある」と指摘した。
王室コメンテーターのアンジェラ・モラード氏は、出演したポッドキャストで「キャサリン妃とウイリアム王子は、定期的に子どもたちの成長の記録となる写真を公開する」と発言し、それが将来の国王となるジョージ王子と国民の距離を縮める「有益な投資となる」と話した。
しかも公開する写真は、見る者の気持ちを持ち上げるようなポジティブなものが選ばれ、将来の王室の中心となるケンブリッジ公爵家の子どもたちに対し、英国民の愛情も「同時に育っていく」と話した。
一方、メーガン妃とヘンリー王子の場合は、アーチーくんのプライバシーを重視するという意向で、英国民の希望からすると露出が少なすぎる。
もちろん、王室を引退してアーチーくんと英国民とのつながりも兄夫婦ほど腐心する必要はないのだろうが、やはり、こうしたところでも王位継承直系と傍系の差が現れるのか。
それはともかく、チャーミングな末っ子ルイ王子が4月22日に2歳となり、すぐまた5月2日にはおしゃまなシャーロット王女が7歳となり、再び心温まる写真の公開が期待される。
ロックダウンの中、新型コロナウイルス感染拡大で、死者数も1日900人を越えて危機感が高まる英国で、ケンブリッジ公爵家の子どもたちの成長の記録が国民の心を慰めることは間違いない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)