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元飼育放棄ねこの頭の上に元保護ねこ “小さすぎる”と話題になった不思議な写真に騒然 「トリックアートかと…」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

騒然となった実際の写真。上が“ばんどぅ”くん、下が”ガブちゃん”【写真提供:もじゃころ(mojyacoro96)さん】
騒然となった実際の写真。上が“ばんどぅ”くん、下が”ガブちゃん”【写真提供:もじゃころ(mojyacoro96)さん】

愛情たっぷりに育てられ優しく成長した2匹の“ニャン生”にも注目

 ねこの頭の上にねこが乗っている、何とも不思議な写真が話題を呼んでいます。実は上に乗っているように見えるねこは、後ろの戸棚にきちんとお座りしており、偶然“トリック写真”のようになってしまったようです。雑誌「ねこvol.114」(ネコ・パブリッシング刊)にも登場しているという、里子と元保護ねこの仲良し人気ねこの2匹について、飼い主のもじゃころ(mojyacoro96)さんに話を聞きました。

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 上に乗っているように見えるのは、元保護ねこの“ばんどぅ”くんこと「坂東玉隠しシャシャ丸」くん。飼い主さんは、職場の向かいのコンビニで、1匹でぽつんとしていたばんどぅくんを発見。近所の人に話を聞くと、親ねことはぐれたようで、数日前からこの辺をウロウロしていることが分かったそうです。車通りが激しく、躊躇なく道路を横断するところを何度も見かけて、「このままじゃ事故に遭うに違いない」といてもたってもいられなくなってしまった飼い主さんは、見つけた翌日にすぐ保護したといいます。

 最初は警戒心が強く、挨拶代わりに“シャーシャー”鳴いていたばんどぅくんでしたが、3日後には心を開き始め、現在では驚くほど甘えん坊に成長。呼んだり覗いたりすると飛んでくるほど人懐っこい、いぬのような子です。とてもやんちゃで、他の同居ねこたちにケンカをふっかけたり、いつも元気に走り回っているのだとか。

 そんなばんどぅくんの名前の由来は、実は少々複雑。いつもはすんなりと決まる名付けがなかなかできず、困った飼い主さんはインスタグラムで名前を募集することに。当初は病院でメスだと言われていたため、女の子の名前を募っていたのですが、何と2度目のワクチン接種の際に、ばんどぅくんが実は男の子であることが判明。

 フォロワーにその報告をしたところ、1人から「坂東玉隠しシャシャ丸」という名前を提案され、認識していた性別が変わったことから「これ以上ピッタリな名前はない!」と感じた飼い主さんは、この個性的な名前に決めたそうです。

 ばんどぅくんの下にいるのは、“ガブちゃん”こと「ガブリエル」くん。ガブちゃんは元々ペットショップからお迎えされ、他の家で飼われていましたが、飼いいぬとの相性が悪く飼い主さんから飼育放棄をされていたそう。それを聞いた飼い主さんが、知人伝いに引き取ることになったといいます。

 狭いケージに1日中閉じ込められ、いぬに何度も吠えられていたせいで、来た当初はとても臆病で、小さな音にもとても敏感に。そのせいかお迎えした頃は噛み癖がひどく、顔に手を近付けるとすぐにガブガブと噛みついたため、このチャーミングなお名前を付けたそうです。

 愛情たっぷりに育まれ、今ではとても優しい子になったというガブちゃん。ケンカをふっかけられてもめったに怒らないほどおっとりさんです。他の同居ねこがやんちゃすぎるばんどぅくんを若干うっとうしそうにしても、ガブちゃんだけが遊び相手になってくれる面倒見の良さも。

 人気者の2匹。「ガブちゃんの手の組み方可愛い」「生えてきた!宿主より育ちそう」「トリックアートかと…」など、コメントが寄せられました。

(Hint-Pot編集部)