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カボチャは皮ごと食べても大丈夫? 栄養士が洗い方を解説 丸ごと1個買うときの選び方とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

秋に甘味が増すカボチャ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
秋に甘味が増すカボチャ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 カボチャは、煮物やスープ、サラダなど、さまざまな料理に使える身近な野菜です。とくに、秋は甘味が増したカボチャがおいしい季節。食卓に登場する機会も多いでしょう。皮をつけたまま調理することがありますが、どこまで洗うべきか、むくべきか迷うこともあるかもしれません。栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。

 ◇ ◇ ◇

流水で洗い流し、タワシを使っても

 スーパーなどに出回るカボチャは、一般的にはすでに土などの汚れは落とされています。しかし、丸ごとの場合は包装されずに販売されていることが多く、流通や陳列の過程で人の手などが触れることもあります。そのため、調理前にしっかり洗うことが大切です。

 丸ごと購入した場合、流水で表面を洗います。ボコボコとした表面は汚れが取れにくいため、タワシを使うと扱いやすいです。カットされているカボチャは、種とワタを取り除いてから、皮の部分を水洗いします。洗っても落ちない汚れなどが気になるときは、その部分の皮をむくと良いでしょう。

 洗い終わったら、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭きとり、適度な大きさにカットして調理します。

カボチャは皮も栄養がある

 現在、日本で多く流通している西洋カボチャは、β-カロテンを豊富に含む代表的な緑黄色野菜です。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持に役立ち免疫機能を高めます。

 とくにカボチャの皮には、果肉よりもβ-カロテンが多く含まれているといわれています。煮物など、皮の食感が気になりにくい料理では、むかずに皮ごと調理することで、皮に含まれる栄養成分も摂取することができますよ。

 また、カボチャにはビタミンCやビタミンEも含まれています。ビタミンCも免疫機能の維持をはじめ、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必要な栄養素です。ビタミンEは強力な抗酸化作用で知られています。

 いわゆる「ビタミンエース(ACE)」がそろったカボチャは、肌荒れや風邪が気になるこれからの季節、上手にとりいれたい食材のひとつです。このほか、食物繊維も含まれており、腸内環境を整えるのに役立つでしょう。

完熟したカボチャの見分け方

 カボチャを丸ごと1個買う場合は、皮の緑色が濃く、縞模様がはっきりしていて、ツヤと硬さがあるものを選びましょう。皮の一部がオレンジ色になっているカボチャを見かけることがあります。この部分は、地面に接して日光が当たらなかったところで、傷んでいるわけではありません。

 ヘタは、コルクのように乾燥しているものが、十分に熟している目安です。また、ヘタの周囲がへこんでいるものを選ぶと良いでしょう。

 これからカボチャがおいしい季節を迎えます。皮はきれいに洗って、さまざまな料理で味わってみてください。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾