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「食べ飽きた!」 家庭菜園にハマった夫が収穫した野菜を食べず……妻がスーパーで別の野菜を買おうとするとまさかの反応 夫婦カウンセラーがアドバイス
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

自分で育てた野菜を収穫し、食卓で味わうのは家庭菜園の楽しみのひとつです。しかし、たくさん収穫できることが、必ずしも家族にとって喜ばしいとは限りません。今回お悩みを寄せてくれたのは、夫婦2人で暮らす50代女性。家庭菜園に夢中になった夫が、次々と野菜を持ち帰るようになったといいます。最初は喜んでいた女性ですが、夫のある言動に頭を悩ませるようになったそうです。夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんに話を聞きました。
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収穫した野菜は食べ飽きた? 夫の言動に妻が困惑
関東在住の加藤サキさん(仮名・50代)は、夫と2人暮らし。子どもたちはすでに独立し、夫婦で穏やかな日々を過ごしていました。
ところが、夫が家庭菜園を始めたことで、生活に変化が訪れます。
「夫の幼なじみが家庭菜園を始めた影響で、夫も市民農園を借り、さまざまな野菜を育てるようになりました。今は種が優れているのか、シロウト仕事でも収穫した野菜はそれなりにおいしく、はじめのうちは『ありがたいな』なんて思っていたのですが……」
夫が育てているのは、ナスやキュウリ、ジャガイモ、ミニトマト、ゴーヤ、ピーマンなど。収穫した野菜を次々と持ち帰り、とくに夏場は冷蔵庫に入り切らないほどの量になったといいます。近所の人たちにお裾分けしても、なかなか減りません。
せっかく夫が育てた野菜だからと、サキさんは浅漬けにしたり、オーブンで野菜チップスを作ったりと、調理法を工夫して食卓に並べていました。
しかし、毎日のように同じ野菜が続くと、夫は「食べ飽きた!」と言って、ほとんど手をつけなくなってしまったそうです。
自分ばかりが野菜を消費しようと苦労することに疲れたサキさんは、夫に「作った人が、責任を持って食べるべきでは?」と伝えました。夫もその場では「わかった」と答えるものの、実際には少し口にする程度で、状況は変わりませんでした。
さらに、サキさんが別の野菜をスーパーマーケットで買おうとすると、「まだ俺が作った野菜が残っているのに、お金を出して買うなんてもったいない」と夫は不満を口にするようになったといいます。
自分は食べ飽きたと言っているのに、妻がほかの野菜を買うことには反対する夫。サキさんは、野菜を育てる楽しみは夫が味わい、その後の負担ばかりを自分が引き受けているように感じています。
「夫にどう伝えたら改善するのでしょうか?」
夫の趣味を否定せず、収穫後の負担を具体的に伝えて
家庭菜園を楽しむ夫の気持ちは尊重したいものの、大量の野菜を使い切るために苦労しているサキさん。夫にどう伝えれば、状況を改善できるのでしょうか。夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんは、まず夫婦2人で食べ切れる野菜の量を具体的に示すことをすすめます。
「夫婦2人の暮らしで必要な野菜の量を、レシピ等をもとに算出してみましょう。トマト2個、キュウリ1本、ジャガイモ2個……というような感じで一覧にして書き出し、これ以上野菜があっても腐らせるだけで、逆にもったいないこと。作る量を減らすか、それができないのであれば、作った野菜の活用方法を『一緒に考えてほしい』と伝えましょう」
収穫量を減らすことが難しい場合には、採れた野菜をどう使い切るか、夫婦で考えることも大切です。原嶋さんは、専業主婦だからといって、夫の趣味によって生じる負担を一方的に引き受ける必要はないと指摘します。
一方で、夫に気持ちを伝える際には、家庭菜園そのものを否定したり、「無責任だ」と責めたりするのではなく、野菜の量が多すぎて困っているという現状を説明することが重要だそうです。
また、夫が育てた野菜を大切にすることと、サキさんが食べたい野菜を購入することは、必ずしも対立するものではありません。家庭菜園を楽しみながら、毎日の食事をどうするかについても、お互いの希望を尊重できる関係を目指したいところです。
夫の趣味を応援するために、妻が無理を重ねる必要はありません。まずは、収穫した野菜を食べきるまでの負担を夫婦で共有し、無理なく続けられる家庭菜園のあり方を話し合うことが大切なのではないでしょうか。
(和栗 恵)