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義妹が経営するカフェでパートをお願いしたらに断られ…夫の対応に大ショック 関係に悩む妻へのアドバイスとは
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

嫁姑問題はよく耳にしますが、実は義理のきょうだいとの関係に悩む人が少なくありません。親族になったとはいえ、義理のきょうだいは、生きてきた環境や考え方が違うこともあり、小さなことが大きなトラブルに発展するケースもあるようです。義理の妹との一件がきっかけで、夫との関係に悩む30代女性に、夫婦カウンセラーがアドバイスを送ります。
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義妹の肩を持つ夫にがっかりしてしまった女性
結婚してから10年。夫の実家がある町で、専業主婦として暮らす鎌田美歩さん(仮名・39歳)は、夫と義妹に対して怒りが収まらず、苦い気持ちを抱えているといいます。
きっかけは、義妹が脱サラして、カフェの経営を始めたことでした。義妹は料理の専門学校で学び、調理士の資格を取得。小学校の調理師として勤めながら、近隣のカフェでアルバイトをしてきました。バリスタの資格を取得するなど、いつかカフェをオープンしたいという夢に向かってずっと努力していたといいます。
「義妹の店はめちゃくちゃ立地の悪い、森の中の一軒家。私は最初『あ~あ、なんでこんなところにカフェなんか作ったの? 絶対失敗するに決まっているのにもったいない』なんて思ってました」
義妹はこれまで貯めたお金をすべてつぎ込み、築50年を超える建物を自らの手でおしゃれに改装。口コミやタウン誌の記事などで客足が伸び、週末にはわざわざ遠方から来る人がいるほどの人気店になったそうです。
まさかの成功に驚いたという美歩さん。何度か夫と来店するうちに、雰囲気が気に入り、ここで働きたいと思うようになりました。
「夫に言われて、ちょうどパートを探していたところだったこともあり、義妹に手伝いたいと言ったんですよ。でも、義妹からは『今、求人してないんです。人手は間に合ってますから』って断られちゃって……」
どうしても義妹のカフェで働きたい。自分が働けば友人たちも来てくれて、売り上げアップにつながるはずだと確信しているという美歩さん。そこで、雇ってもらえるよう、夫に口添えをお願いしました。
しかし、夫は渋い顔に。掃除が雑なところなど、カフェで働くのに向いていないのに「何を手伝うつもりなの?」と指摘してきたそうです。けんもほろろに否定してきた夫に、美歩さんはびっくりしてしまいました。
「コーヒーなんて、ちょっと練習すれば、いれられるようになりますよね? 雇ってもらえないのはもういいのですが、義妹がカフェなんて始めたせいで、夫との間に深い溝ができてしました。今後、夫とも義妹ともどう接していけばいいかわかりません」