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「日本のを期待して食べるとちょっと違うかな」 カナダで人気爆発も…日本人女性が半信半疑で販売→わずか90分で完売した意外なものとは

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著者:Hint-Pot編集部

試食を配り続けた日々を経て 広がる日本の身近な食文化

パンを通じて、日本の味を伝える【出典:YouTubeチャンネル「カナダでパン屋」よりスクリーンショット】
パンを通じて、日本の味を伝える【出典:YouTubeチャンネル「カナダでパン屋」よりスクリーンショット】

 Keikoさんがカナダに移住したのは、約15年前のことです。大学卒業後、英語を使う仕事に就いていましたが、言葉だけでなく、その背景にある文化も深く理解したいという思いから、ワーキングホリデーでカナダへ。その後、仕事を通じて永住権を取得しました。

 もともと自分でビジネスを始めたいと考えていたKeikoさん。趣味で作ったお菓子やケーキをSNSに投稿していたところ、友人から「お金を払うからあなたの焼くケーキが食べたい」と声をかけられたことが、起業のきっかけになりました。

 当初は商用キッチンを借り、ケーキや焼き菓子のオンライン注文を受け付けていました。その後、ファーマーズマーケットへの出店を機に、常温で販売できるパン作りへと転換。約3年間のマーケット出店を経て、2020年末に自身の店舗「Kanadell Japanese Bakery」をオープンしました。

 しかし、ここまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。日本でおなじみのメロンパンやカレーパン、あんパンなどは、現地ではまだ知らない人も多く、最初は商品を手に取ってもらうことさえ簡単ではなかったそうです。思うように利益が出ない時期もありましたが、お客さんの応援に支えられながら、少しずつファンを増やしてきました。

「なじみのない商品をまず一度食べてみていただくこと自体に、本当に苦労してきました。最初の数年間は、とにかく試食を配って、日本のパンがどんなものなのか知っていただくところからのスタートでした」

 地道な努力を重ね、今では多くのお客さんが繰り返し足を運んでくれるようになりました。日本の味を懐かしむ人だけでなく、初めて日本のパンに出合う人にも喜んでもらえることが、Keikoさんにとって大きなやりがいになっています。

「ここまで来るには長い時間がかかりましたが、日本の味を懐かしんでくださる方と、新しく日本の食文化に出合う方、その両方に喜んでいただけることが、この仕事の何よりのやりがいです。本物の日本の味を、ここカナダ・バンクーバーで楽しんでいただけることを、とてもうれしく思っています」

 Keikoさんが運営するYouTubeチャンネル「カナダでパン屋」では、現地でのベーカリー経営やファーマーズマーケットへの出店風景、お客さんとのやりとりなどを発信中。「日本とは少し違うカナダのパン屋の日常を、楽しんでいただければうれしいです」と語っています。

(Hint-Pot編集部)