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「死なないように頑張ってたんだな、私」 うつ病に苦しんだ女性が描き続けた三角形 数年後のスケッチブックに「美しい」「命の瞬きを見せてくださってありがとう」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

つらい気持ちを忘れるため、絵を描くことに没頭する人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
つらい気持ちを忘れるため、絵を描くことに没頭する人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 心が疲れているとき、何かに没頭することで、つらい気持ちから少しだけ離れられることがあります。スレッズでは、うつ病に苦しんでいた女性が、当時のスケッチブックを見つけたことをきっかけに投稿した一枚の写真が話題になっています。そこには、無数の三角形をつなぎ合わせた、不思議な模様が描かれていました。投稿には3.4万件の“いいね”が集まり、共感や称賛の声が寄せられています。投稿者のいいじま(iijima_fumi)さんに、当時の思いや現在の心境について詳しくお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

無心で描き続けた三角形

「うつ病がひどかったときのスケッチブックが出てきた。ずっと三角をつなげて描いてた」

 そんな言葉とともに投稿された写真には、スケッチブックの一ページを埋め尽くすように描かれた、緻密な模様が写っています。

 細い線で描かれた無数の三角形が複雑に重なり合い、大きなひとつの形を作り出しています。規則的なようでいて、ところどころに揺らぎも感じられる、不思議な模様です。膨大な数の線からは、長い時間をかけて描き続けたことがうかがえます。

 投稿には「無心になれて良かったんだけど、家族からは気味悪がられてた。死なないように頑張ってたんだな、私」と、当時の自分を振り返る言葉も添えられていました。

 この投稿には、「美しい……」「命の瞬きを見せてくださってありがとう」「天才やん」といった声が続々。また、「わかります。同じようなの描いてました」「私はひたすら丸を描いていました」など、同じような経験を持つ人からの共感も寄せられています。

「手が勝手に描き始めて、気づけば熱中していた」

無数の三角形が描かれたスケッチブック【写真提供:いいじま(iijima_fumi)さん】
無数の三角形が描かれたスケッチブック【写真提供:いいじま(iijima_fumi)さん】

 いいじまさんが、このような絵を描いていたのは2023年から2025年頃のこと。三角形を選んだことに、特別な理由はなかったといいます。

「手が勝手に描き始めて、気づけば熱中していた……という感じでしょうか。希死念慮に悩まされるなかで、唯一無心になれる方法だったので、命をつなぐため藁にもすがる思いで描いていました」

 描いている間は、つらい思いから離れることができたといういいじまさん。しかし、その行動は家族には理解されにくかったようです。

「わたしが描き始めると、『また描いている?』と怖がっていました。『もっと楽しい絵を描いたら?』と言われたこともあります」