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「中毒を起こすことを知らずに、子どもに10個以上食べさせてしまった」事例も 食べすぎ厳禁の秋の味覚 農水省が注意喚起
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秋が深まり、旬の味覚を楽しむ機会が増える季節。おいしいからと、つい食べすぎてしまうこともあるでしょう。しかし、身近な食材のなかには、一度に大量に食べると健康に悪影響を及ぼすものもあります。農林水産省は公式X(ツイッター)アカウント(@MAFF_JAPAN)で、秋に旬を迎えるある食材について注意を呼びかけています。大人でもけいれんなどの中毒症状を引き起こす恐れがあるという、その食材とはなんなのでしょうか。
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加熱しても有毒成分は消えず 少量でも中毒の恐れ
「おいしくても食べすぎ禁物!」
そんな言葉とともに農水省が注意を呼びかけたのは、秋の味覚として親しまれている銀杏です。茶碗蒸しの具材やおつまみなど、さまざまな料理で楽しまれていますが、一度に食べすぎると中毒を引き起こす危険があります。
農水省は投稿で、日本中毒情報センターの情報を引用し、「大人で一度に約50個食べてけいれんが出た例があります」と紹介。さらに、体質や体調によっては少量でも影響が出る可能性があるとして、「小さい子どもには食べさせない」「大人も一度に食べすぎない」と呼びかけています。
日本中毒情報センターによると、銀杏には「4′-O-メチルピリドキシン」という有毒成分が含まれています。この成分はビタミンB6の働きを阻害し、嘔吐やけいれんなどの中毒症状を引き起こすことがあります。
また、有毒成分は熱に強く、煮たり焼いたりしても消失しません。加熱調理した銀杏であっても、食べすぎには注意が必要です。
「何個までなら大丈夫」とは言い切れない
日本中毒情報センターには、秋になると銀杏に関する相談が増加します。過去には、「銀杏を食べすぎると中毒を起こすことを知らずに、子どもに10個以上食べさせてしまった」「炒った銀杏を大人が一度に100個以上食べ、嘔吐やけいれんなどが現れた」といった事例も寄せられています。
中毒症状が現れる量には個人差があり、5歳以下の子どもでは6~7個、大人では約50個食べてけいれんが出た例があるといいます。また、偏食や飲酒などによってビタミンB6が不足している状態では、少ない量でも症状が現れる可能性があります。
そのため、「一度に何個までなら食べても大丈夫」と一概には言えません。万が一、銀杏を食べたあとに体調の異変が現れたり、医療機関を受診すべきか判断に迷ったりした場合は、中毒110番に相談することができます。
旬のおいしさを安全に楽しむためにも、食べる量には十分気をつけたいですね。
(Hint-Pot編集部)