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メーガン妃 ダイアナ元妃の弁護士を裁判に起用 英タブロイド紙側は“全面対決”の姿勢
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裁判が開始 「妃の訴えの数々は無意味で法的にも根拠が足りない」と反論
感染が拡大する新型コロナウイルスと世界が闘っている中、メーガン妃が英タブロイド紙「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)を相手に起こした裁判が開始された。英各メディアが報じたところによると、メーガン妃の司法チームに亡きダイアナ元妃の弁護士が入っていることが明らかに。度重なる英メディアからのバッシングから逃れるために主要王族から離脱したメーガン妃とヘンリー王子は、長男アーチーくんとともに現在はロサンゼルスに滞在。現地では夫妻のチャリティ活動や、テレビで“初インタビュー”を受ける妃の姿が話題になったばかりだ。一方、訴えられたタブロイド紙側は、全面対決の姿勢でいるという。英紙が報じた。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、メーガン妃が2019年2月に「メール・オン・サンデー」紙が掲載した記事に対して「脆弱な立場にある父親に重圧をかけて貶め、2人の関係を悪化させた」と訴えた裁判で、被告側の初の弁論が行われたと伝えた。
「エクスプレス」紙によると、「メール・オン・サンデー」側のアントニー・ホワイト弁護士は「メーガン妃の訴えの数々は無意味で、しかも法的にも根拠が足りない」と発言した。事実を報道したことで個人的な人間関係が悪化しても「法的に訴えることができない」という見解を示したという。
さらにホワイト弁護士は、メーガン妃が実父トーマスさんとまったく連絡を取らずに、この裁判を起こしたことに触れ「この記事のせいで関係が悪化したというメーガン妃と同様の気持ちを父親が抱いているかについては不明だ」とした。
今後、審議が進む中、メーガン妃とヘンリー王子も法廷に立つ予定というが、このホワイト弁護士の反論から開廷早々、両者の対決姿勢がより明確となったと伝えられた。
また英週刊誌「ハロー」は、メーガン妃側の弁護団にダイアナ元妃の弁護を務めたデビッド・シャーボーン氏が加わっていると報道。宿敵とも言えるタブロイドとの戦いに万全の備えで臨む構えを見せている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)