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エリザベス女王 ヘンリー王子が戻ってくれば大歓迎するだろう 専門家が指摘
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かつて「パーティーアニマル」と呼ばれた孫息子 今もかわいい存在
将来の国王である兄ウイリアム王子とキャサリン妃夫妻と、妻メーガン妃とともに一時は“ファブ4”(素晴らしい4人組)と呼ばれ、英王室の大看板となったヘンリー王子。しかしその後、英タブロイド・メディアとの確執が悪化し、生まれたばかりの長男アーチーくんが加わった家族のプライバシーを守るために、先月末で“王室引退”して米ロサンゼルスに移住した。しかし、英国にいる94歳のエリザベス女王は、そんなヘンリー王子が復帰を望めば「諸手を挙げて歓迎する」という。かつて「パーティーアニマル」と呼ばれメディアを騒がせてきたヘンリー王子だが、女王はとてもかわいがってきた。それはメーガン妃とともに“王室引退”した今も同じようだ。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、王室専門家のイングリッド・シュワード氏がニュース専門チャンネル「スカイニュース」に出演。エリザベス女王の心境について「女王はヘンリー王子を放蕩息子のように思っているが、復帰を望めば諸手を挙げて歓迎するに違いない」と語ったと報じた。
シュワード氏によると、敬虔なるクリスチャンとしても知られるエリザベス女王は、キリストの教えの中でも特に“許し”を信奉しているとのこと。すべての人を受け入れる寛容さがあるという。
また、ヘンリー王子に関する批判的な記事に心を痛めていることも示唆。「女王はそうした報道に対して自分の意見を言うということは決してなさらないが、心の奥底ではきっとヘンリー王子に深い愛情を持ち続けているはずです」と語った。
アメリカ人妻であるメーガン妃が王室生活と英メディアのバッシングに耐えられず、ヘンリー王子は家族と母国を捨てる形で王室を引退したという印象も現地ではあるが、慈愛深く寛容な女王はそんな孫でも決して見捨てるようなことはしないのである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)