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ヘンリー王子 メーガン妃との新生活で「人生がひっくり返ってしまった」と友人に語る 英紙報道
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“王室引退”から1か月 「何て愚かなの」と手厳しい一般からの反応も
米ロサンゼルスでメーガン妃と長男のアーチーくんと新生活を始めたヘンリー王子。“王室引退”して1か月。すでに「英国が恋しくて仕方がない」と友人に語っているという。英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、ヘンリー王子が恋しがっているのは軍隊とのつながりだという。大学に進学せずに士官学校へ入学した王子は、軍隊にとても思い入れがあると伝えられてきた。
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ヘンリー王子は、王室のメンバーとしては珍しく大学に進学せず士官学校に入学し、2006年に英陸軍に入隊。アフガニスタンに派遣されて危険な任務に就いたのは広く知られているが、ヘンリー王子自身がこの時の軍隊経験を誇りとしているのも有名な話だ。
そして今回の“王室引退”でその誇りとする軍隊との結び付きを失い、「軍隊時代に培った戦友との友情が本当に懐かしい」と友人に語って寂しがっていると伝えられた。ヘンリー王子は「ロサンゼルスに来て人生がひっくり返ってしまった」とも語っており、改めて主要王族から離脱し、公務を離れて失ったものの大きさに嘆いているという。
3月上旬、最後の公務をこなす中、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた、英国王立海兵隊軍楽隊の演奏による「マウントバッテン音楽祭」の移動の車中で、ヘンリー王子が顔面蒼白で呆然とした表情をパパラッチに撮られて話題になったが、やはりあの表情も心から愛する軍隊に別れを告げなければならなかったつらさを反映したものだったのだろう。
しかし、こうしたヘンリー王子の心中に対して「メール」紙の読者の反応は厳しいもの。電子版には「そんなことは“王室引退”を決める前に分かっていたこと」「ハリー(ヘンリー王子の愛称)、なんてあなたは愚かなの」「(主要王族からの離脱は)大きすぎる失敗」「今からでも遅くはないから祖母の元へ帰れ」という批判的なコメントが相次いでいる。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)