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テレワークで生じた悩みの種 困ったこと2位は「テーブルや椅子のサイズが作業に適していない」 1位は?
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ワークスペース所有は約3割 ベランダやグルニエを利用する人も
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で推進されたテレワーク。オンラインによる会議も定着した感があるが、利用者には悩みもあるようだ。「リノべる株式会社」は、テレワークでの仕事場所や家具についての調査を実施。困ったこと1位は「家族の声や生活音などの音が気になる」だった。また、重視することの1位は「ワークスペース」の確保。仕事と家庭を完全に分けられないことが悩みの種になっているようだ。
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「リノべる」による調査は、直近3か月以内に在宅でのテレワークを経験し、家族を含む同居人のいる112人(20~50代の男性=78.6%、20代女性=21.4%)に対して実施。「働く場所」は「ローテーブル」「ダイニングテーブル」「ソファ」と、トップ3がリビング・ダイニングを利用していると回答。一方、4位に「個室のワークスペース」、6位に「リビングにあるワークスペース」と、約3割がワークスペースを所有することも分かった。また、「ベランダ」や「その他」として「グルニエ(屋根裏部屋)」と回答する人も。さまざまな場所をフル活用しているようだ。
次に、「困ったこと」の1位は「家族の声や生活音などの音が気になる」、2位が「テーブルや椅子のサイズが作業に適していない」、3位が「仕事以外のことが目に入り気になる」だった。いつも支えとなってくれる家族や同居人の存在も、テレワークをするうえでは多少なりとも困ったことの原因になってしまっている。
そして、「テレビ会議や電話会議の困ったこと」の1位は「家の中が見られるのが気になる」。以下、「相手に家族の声や生活音が筒抜けになる」「家族に仕事の話が筒抜けになる」と続いた。回答者の約8割がテレビ会議または電話会議を実施するという状況の中、仕事と家庭をしっかりと分けられないことが悩みの種になっているようだ。
また、「テレワークする際の工夫」としては、「イヤホンの活用」「場所を変える」「テーブル/椅子に代わるものを見つけて活用」がトップ3に。そして「重視することや今後改善したいこと」については、1位が「個室のワークスペース」(46.4%)で、「作業に適した椅子とテーブル」(42.9%)、「コンセント位置や配線の確保」(33.0%)、「テレビ会議で、背景を気にしなくていい場所または内装」(32.2%)、「照明」(19.6%)と続いた。特に「個室のワークスペース」を挙げたのは46.4%にも及んでおり、テレワークにおいては「ワークスペース」が重要なポイントのようだ。
(Hint-Pot編集部)