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「マスク焼け」を避けるには 装着のタイミングや“スキマ”に注意 日焼け止めの塗り方のコツ
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新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は、首都圏や北海道を除いて解除されました。徐々にではあるものの日本国内に普通の暮らしが戻りつつありますが、もちろん油断は禁物。外出する際のマスクの着用は今後も続きそうです。夏の到来を迎え、気になるのは「マスク焼け」。これを避けるには日焼け止めの使用が欠かせませんが、塗り方にもコツがあるようです。花王株式会社のサンケア専門ブランド「ビオレUV」は、女性300人にマスク装着時における紫外線・日焼け止めについての意識・実態調査を実施。マスク装着時の日焼け止めの塗り方で注意すべきことも説明しています。
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マスク装着時に気になること1位は「汗や蒸れ、こすれで日焼け止めが落ちること」
調査は4月17~20日に、20~40代女性300人を対象にインターネットで実施。「外出時にマスクを装着している」と答えた人は「毎回」が10%、「時々」が88%で、合わせると98%が装着しているという結果になりました。「マスク装着時でも紫外線を気にして日焼け止めを塗る方」は毎回「44%」、時々「20%」と計64%が「塗る」と答えています。
「マスク装着時に紫外線対策で気になること」(複数回答)では、「汗や蒸れ、こすれで日焼け止めが落ちてしまう」が1位で51.3%、「マスク焼け(マスクのムラ焼け)」が2位で47.3%になっています。また、「これから暑くなる季節にもマスクを装着する」と答えた人は77%に達しました。
これらの調査により、外出時にはほとんどの女性がマスクを装着していることや、多くの人が紫外線を気にして日焼け止めを使用していることも判明。女性の紫外線に対する意識の高さがうかがえる結果になっています。
さらに、マスク装着時に紫外線対策で気になることとして、上位に挙げられたのが「汗や蒸れ、こすれで日焼け止めが落ちてしまうこと」と「マスク焼け(マスクのムラ焼け)」。これから暑くなる季節にも多くの人が「マスクを装着する」意向があります。紫外線対策や、マスク装着時の日焼け止めの使い方が非常に重要になってきます。
マスク装着は日焼け止めが肌になじんで乾いてから 周辺は入念な重ね塗りを
紫外線は、条件によって量は異なりますが1年中降り注いでおり、春先から急に増え始めます。晴天時はもちろん、曇りでも紫外線は肌(皮膚)に届くと考えられ、1日のうちでは、太陽の位置が最も高くなる時に紫外線量が最大になります。経度によって時刻は若干異なりますが、日本ではおよそ正午前後に太陽の位置が最も高くなります。
日焼け止めの使い方次第では、効果が十分に発揮されません。具体的には「量が不十分」「まんべんなく塗れていない」「塗り直しの頻度が低い」ことで、塗りムラができているケースが多いということ。また、「汗・水・蒸れやすれなどによって日焼け止めが落ちてしまっている」ことも多いようです。こうして生じる「スキマ」から、気付かぬうちに紫外線の侵入を許してしまっている可能性があります。
塗り残しが多いのは額や鼻、耳など凹凸のある部分や、うなじや袖周り、腕の後ろなど手の届きにくい箇所。かいた汗をタオルで拭うと日焼け止めが一気にこすれ落ちてしまうので要注意です。マスクを装着するのは、日焼け止めが十分に肌になじみ、乾いてからがいいでしょう。マスク周辺は、特に入念に重ね塗りすることが重要です。
(Hint-Pot編集部)