漫画
めくらないで! レジ前のビニールカーテンを突破する中年男性を描いた漫画が大反響 「あちこちで発生してるんですね」
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緊急事態宣言解除 1か月ぶりに出勤し遭遇した作者の実体験
新型コロナウイルスの飛沫感染対策として、透明のビニールカーテンを小売店や飲食店のレジや病院、銀行といった窓口に設置しているのを見かける機会が増えました。本来であれば、このカーテンを隔ててやりとりをするはずですが、中には意識せずついめくってしまうという人もいるようです。そんな実体験を描いた3コマ漫画が大きな反響を呼んでいます。作者の天霧(@amagiri_dia)さんに話を聞きました。
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「コロナシールドとは」とコメントが添えられた3コマの漫画。主人公は勤めている店のレジ前に設置されたビニールカーテンにとても感心しますが、悪気のない様子でラーメン屋ののれんでもくぐるかのように、そのビニールカーテンをめくって話しかけてくる中年男性の様子を描いています。
実はこの漫画は、天霧さんの実体験。天霧さんの住んでいる地域は緊急事態宣言が解除され、この事件が起こった日は約1か月ぶりの出勤だったそう。感染への恐怖もあって、出勤するのがかなり不安だったという天霧さん。勤務先の店長が頑張ってビニールカーテンを付けてくれたことに、「これなら安心感がある」ととても感動していたそうです。
しかし、いとも簡単に突破されてしまったのがあまりに印象的だったため、漫画にしてみたところ大反響。20万件以上のいいねが付きました。
「この前行ったコンビニに『めくらないで』って書いてあったの、これか…」「さすがに、言葉を失いましたわ…」「あちこちで発生してるんですね」と驚きの声が多かった他、「とてものれん感覚わかります、しませんけど。皆様なれてないですよ…コロナという新しい環境に」「対面でやりとりする感覚が抜けないと、ついやってしまいそうになる」と、めくりはしないけれど中年男性の気持ちに共感する声も。
「予想より相当多くの反響をいただいてかなり驚いております。いろいろとアドバイス等をくださる方もいたので、店長に提案してみようと思います」と天霧さん。これまでの日常生活のスタイルや行動様式を根本から変えなければならない現在。気持ちや行動がなかなか追い付かない人も多いと思いますが、外出自粛が徐々に緩和される中でお互いを思い合い、配慮し合う姿勢が必要になっています。
(Hint-Pot編集部)