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「布マスク」を洗濯したらピンク色になった! 変色にも気を付けよう 専門家に聞く正しい手洗いのコツ

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:大貫 和泉(マスク)

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布マスク(写真はイメージ)【写真:Hint-Pot編集部】
布マスク(写真はイメージ)【写真:Hint-Pot編集部】

「新しい生活様式」に欠かせないマスク。普段のお洗濯で使っている一般的な衣料用洗剤で洗えて、再利用できる「布マスク」は使い勝手が良さそうですが、これから暑くなってくると、汗や皮脂、付着したファンデーションや口紅など、気になるマスクの汚れや臭いが増えていきます。手洗いで丁寧に取り除き、清潔に保ちたいところ。しかしお洗濯が原因で、うっかりマスクを変色させてしまった経験がある人もいるのでは? 特に最近では付着した日焼け止めを落とし切れずに「漂白剤でピンク色になってしまった」という声も耳にします。そんな“しくじり”をしないために今一度、正しいマスクの洗い方、干し方を2回に分けておさらい。1回目は「手洗いのコツ」です。ライオン株式会社のお洗濯マイスターの大貫和泉さんに聞きました。

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汗ばむこれからの季節 お洗濯マイスターに聞く

 布マスクは、洗って繰り返し使えるのがメリットの1つ。最近では肌触りや柄、色合いなどにこだわり、お気に入りの生地で自作する人も多いですね。布マスクのお洗濯方法には、衣料用洗剤と塩素系漂白剤で手洗いをするのが推奨されています。1日1回、1枚ずつを手洗いする……。少し面倒のようにも思いますが、丁寧に手洗いすることで汚れをしっかりと落として、清潔さをキープし、マスクを長持ちさせるコツにもなります。大貫さんは次のように解説しています。

大貫さん「布マスクの汚れや臭いを取り除いて、繊維を傷めないためには、洗濯機ではなく、やはり手洗いがベストです。他の洗濯物や他のマスクから、菌やウイルスが付着するのを防ぐため、1枚ずつを衣料用液体洗剤で洗います。それでも汚れが気になる場合は、塩素系漂白剤で洗うと良いでしょう」

 マスクを洗う際に、女性に多い悩みは「口紅やファンデーションが落ちにくい」という“メイク汚れ”。マスクの下にインナーマスク、もしくはガーゼを入れたり、化粧品を薄めの色にしたりするなどの工夫をすると軽減できそうです。

 またこれからの季節、手放せないのが日焼け止め。マスクに付着した成分の一部が塩素系漂白剤と反応して変色するケースもあるので、塩素系漂白剤で洗う場合は気を付けましょう。さらに大貫さんによると、プリントや濃い色合いのマスクを洗う時に漂白剤を使う場合は、色落ちすることがあるので注意が必要だそうです。

一般衣料用洗剤で手洗い 10分放置して押し洗いする

 では、大貫さん直伝の洗い方を紹介します。今一度、おさらいしてみましょう。

○その1 家庭で洗える布マスクか素材を確認する

【家庭で洗濯できる布マスク】
 綿素材のガーゼ生地など布製の家庭用マスク、またはパッケージに「家庭で洗える」と表示されているもの

【家庭で洗濯できないマスク】
 パッケージに「家庭で洗える」と明記されていない布マスク、不織布の使い捨てマスク、家庭用マスクではない医療用マスクや産業用マスクなど(これらは再利用を想定しておらず、性能低下や型くずれの可能性があり、洗濯はおすすめできません)。

大貫さん「ポリウレタン素材のマスクは洗濯できますか? という質問を受けることがあります。ポリウレタン素材のマスクも、パッケージに「家庭で洗える」と明記してあれば洗えますが、塩素系漂白剤を使用すると変色したり、強度が低下するので、塩素系漂白剤の使用には注意が必要です」