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間違いがちな布マスクのお洗濯方法 やってはいけない3つのNGとは 干し方や保管のコツもおさらい
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教えてくれた人:大貫 和泉(マスク)
普段のお洗濯で使っている一般的な衣料用洗剤で洗えて再利用できる布マスクは、「新しい生活様式」が求められる今後、必須アイテムになりそうです。しかし、暑くなってくるこれからの季節は、汗によるマスクの汚れや臭いが気になります。1日1回、1枚ずつ、丁寧に手洗いしてしっかりと汚れを落としておきたいところです。前回は、衣料用洗剤と塩素系漂白剤を使っての「正しい洗い方」を紹介しましたが、今回は「マスクを手洗いする際のNG」と「伸び縮みしない干し方や布マスクの保管のコツ」をおさらいします。ライオン株式会社のお洗濯マイスターの大貫和泉さんに聞きました。
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専門家に聞く 洗濯機、乾燥機、柔軟剤は使用NG
――布マスクは手洗いが基本なのでしょうか? 洗濯機は向きませんか?
「布マスクは、洗って繰り返し使えるのがメリットですが、清潔に使用するにはお洗濯が肝心です。繊維を傷めず汚れや臭いを取り除くためには、洗濯機ではなく手洗いがベストと言えます。また、他の洗濯物や他のマスクから、菌やウイルスが付着するのを防ぐため、1日1回、1枚ずつ、衣料用洗剤を使い手洗いします。さらに汚れが気になる場合は、塩素系漂白剤で洗います」
――洗濯機の場合、洗剤と塩素系漂白剤を同時に入れることもありますが、手洗いする時は同時に使わず、別々に使って洗った方が良いのでしょうか?
「衣料などを洗濯機で洗う時は、洗剤と塩素系漂白剤を同時に入れることもあります。しかし、マスクの場合は、まず洗剤で汚れをしっかりと落とし、塩素系漂白剤の効果が最大限に発揮される環境を作る方法をおすすめします。洗剤で洗った後に、塩素系漂白剤を使用するようにしましょう。
――マスクを洗濯する時、すすぎ時に柔軟剤を使っても良いのでしょうか? また乾燥機にかけるとすぐ乾きそうです。
「柔軟剤はマスクへの使用を想定していないため、使用は避けてください。乾燥機は使わない方が良いでしょう。熱に弱い材料が使われているマスクもあるので、縮みなどの型崩れの原因にもなります。手洗いしたら清潔なタオルに挟み、叩いて水気を取り干しましょう」
ゴム部分ではなく本体を洗濯バサミで留めて干す 保管は密封袋で
――干す際は、マスクのゴム部分を洗濯バサミで留めています。
「ゴムが伸びてしまうかもしれないので、マスク本体を洗濯バサミで留める干し方が良いです。マスクは洗濯をすると縮む場合があるので、干す前に縫い目方向にピッピッと引っ張ります。さらに横方向にも引っ張り、形を整えることで、型崩れを防ぐことができます。陰干しで自然乾燥します」
――洗濯後、布マスクはどうやって保管すればいいでしょうか?
「ホコリや菌・ウイルスなどが極力付かないように工夫することが大切です。洗ったマスクは、使う人ごとに中身が見えるジッパー付きの袋に入れておくと、マスクをむき出しのまま保管しておくよりも清潔に保つことができます。名前を書いておくと間違えません」
(Hint-Pot編集部)