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エリザベス女王の部屋の様子が話題に “初公開”となるビデオ通話で映り込み 「珍しい機会」
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通話した介護者たちは通話から「誠実さを感じた」と話す 英紙報道
夫のフィリップ殿下とともにロンドン郊外のウィンザー城で“自主隔離”を続けているエリザベス女王が、病気や障がいを持った人たちのサポートをする介護者たちとビデオ通話をしたという。女王は娘のアン王女と一緒に、日々の生活や奮闘の話を聞いた。これまで公務や大切な人たちとの連絡などではビデオ通話を行っていたが、公開されたのは今回が初めてだという。女王は普段バッキンガム宮殿で過ごすため、「ウィンザー城内の部屋が見られるのは珍しい」と話題になっている。
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英大衆紙「デイリー・ミラー」は、リーフ柄ソファの前に置かれたクリーム色の椅子に座り、カラフルな花柄のドレスとパールのネックレスを着用して通話に臨むエリザベス女王の姿を伝えた。女王は休日をウィンザー城で過ごすことが多いが、城内の部屋が“公開”されることは珍しいという。
部屋の中は白いバラなどの美しい花が入れられた花瓶が2つ、後ろのテーブルに置かれている様子が判別できる。また、フォトフレームに入れられた写真が何枚か飾られている。過去にも、バッキンガム宮殿の謁見室などにも子どもや孫たちの写真を飾っているのが目撃されており、写真好きで知られる女王は、大切な人たちの写真に囲まれるのが好きなことが想像できる。
今回のビデオ通話で、女王と娘のアン王女は、病気や障がいなどの家族や友人を介護する人を支援する慈善団体「ケアラーズ・トラスト」と連携したという。
女王は「皆さんの活動に大変感銘を受けています。現在、イギリスでは、病気や障がいを持った家族や友人を無償介護している方が700万人います」と語り、実際の介護者とも会話をしたようだ。
「ケアラーズ・トラスト」のガレス・ハウエルズCEOは「女王は12時過ぎから20分ほど通話されました。ウィンザー城のオークルームにいらっしゃいましたが、素晴らしい時間でした。通話した介護者たちにとって、話をする機会は非常に特別なものでした。女王は実用的なサポートだけでなく、精神的なサポートについても熱心に聞かれていました。このような困難な状況において、オンラインサポートやピアサポートがいかに役立つかということについてたくさん話しました」と語った。
(Hint-Pot編集部)