暮らし

部下への指示出しに悩む漫画家 たどり着いた答えに大反響 「人と仕事をする難しさは永遠のテーマ」

著者:Hint-Pot編集部

タグ: ,

漫画のワンシーン【画像提供:一二三@四十七大戦8巻発売中(@hifumix_0123)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:一二三@四十七大戦8巻発売中(@hifumix_0123)さん】

認知のバランスは人によってさまざま メモなど「外からの情報」に弱いタイプの人も

 どんなことにおいても、人間関係はなかなか難しいものですよね。他の人と関わる仕事をしている人も多いと思いますが、「人と仕事をするのは大変だという話」というコメントが添えられた漫画が話題になっています。漫画家で「四十七大戦」(アース・スターコミックス刊)も出版されている作者の一二三@四十七大戦8巻発売中(@hifumix_0123)さんに、漫画を描いたきっかけなどを聞きました。

 ◇ ◇ ◇

 漫画家として、日頃からアシスタントさんと仕事をしている作者の一二三さん。指示を出してもなかなかその通りに仕上がってこないことが多かったため、部下への指示出しやコミュニケーションに悩んでいたといいます。漫画を描いたのも「自分が漫画家として絵の指示の難しさをずっと痛感していて、これまでの経験を昔の自分のような駆け出しの方に共有できたら助かるだろうと思った」ことがきっかけです。

「適切なコミュニケーションは上司と部下、両方が歩み寄らなければできません」と話し、部下への指示としてチャット(文面)で伝えたり、15分ごとに進捗を確認したり、いろいろと模索する作者。ある時、複雑に考えなくても即座にアウトプットできる方法を探った結果、「復唱」という方法に落ち着き、即座に実行したといいます。

 すると目に見えてミスが減少。同時に「メモをする」など「外からの情報」に弱いタイプの人もいて、そういう人は「自分から発した情報」なら認知しやすかったりもするなど「認知のバランスは人によってさまざま」ということを認識します。

 辞めていくアシスタントに対しても「何が苦手で何が得意で、どんなコミュニケーションなら人と通じ合えるのか自分で理解できたら、次の世界ではもっとやりやすくなる」とアドバイス。仕事柄いろいろな人と話す機会がある中で「大体の人がどこかしらは弱く、『普通』って意外と存在しない」ということを痛感したといいます。

 漫画には「人によって飲み込み方が違うだけ」「人と仕事をする難しさは永遠のテーマでしょうね」「復唱は試みてなかった。参考にしてみます」といったコメントが寄せられ、また発達障害や教育学・心理学などの専門家からも高い評価が集まったそうです。

 反響について作者は「新人研修が終わる時期だったためか、上司・部下双方の立場の方から共感をいただけたのがうれしかったです。また、うまくいかず悩んでいた方が少しでも『明日から頑張ってみよう』と思ってもらえたなら描いた甲斐があります」と話しています。

(Hint-Pot編集部)