これも親心？　夫妻が過ちを犯さないか心配しているという　英紙報道

　ウイリアム王子とキャサリン妃夫妻が、エリザベス女王や夫のフィリップ殿下らから「厳重に監視」されていると、王室作家が英国のテレビ番組で語った。ウイリアム王子夫妻は新型コロナ禍の中、ビデオ通話で高齢者施設を訪問してビンゴゲームのホスト役を務めるなど、英国民に寄り添う姿が称賛されている。しかし、将来の国王と王妃になる2人が絶対に“過ち”を起こさないように、祖父母は常に注意深く観察しているようだ。その背景には、94歳のエリザベス女王に退位の現実が迫っているからだとも指摘している。英紙が伝えている。

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　英大衆紙「デイリー・メール」によると、現地時間13日に放映されたテレビ番組「トゥー・グッド・トゥ・ビー・トゥルー」で王室作家のトム・クイーン氏が語ったという。エリザベス女王とフィリップ殿下が、王位継承順位第2位のウイリアム王子とその妻キャサリン妃をこれまで“監視”してきたというのだ。

　クイーン氏によると、先日99歳の誕生日を迎えたフィリップ殿下はウイリアム王子夫妻が他の若い王室メンバーがしたような“過ち”を繰り返さないか心配しているという。クイーン氏は番組内で次のように語っている。

「過去に若い王室メンバーが物事を誤った方向に持っていってしまったことを考えれば、エリザベス女王とフィリップ殿下は、とても注意深く目を光らせるでしょう。そうしたことが二度と起きてほしくないと思っているのです」

　こうした話題の背景には、高齢のエリザベス女王がチャールズ皇太子に王位を段階的に継承していくのでは、との見方があるという。また、ここ数年、キャサリン妃にエリザベス女王を補佐する責任が高まっていることも関係がありそうだと記事は伝えている。

　新型コロナ禍の中、献身的に英国民に寄り添って称賛を集めているウイリアム王子夫妻。それでも女王やフィリップ殿下から見れば、将来の英王室を託す2人への心配は尽きないようだ。

（Hint-Pot編集部）