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メーガン妃とヘンリー王子 新財団「アーチウェル」立ち上げは来年に延期 人種差別反対運動に“注力”と英紙報じる
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近親筋「焦って失敗してはならないと判断」 パンデミックも影響
メーガン妃とヘンリー王子が、長男アーチーくんの名前にちなんだ新財団「アーチウェル」の立ち上げを来年に延期することが確実になった。今後、夫妻は黒人への暴力や差別撤廃を訴える「Black Lives Matter(BLM)」運動に注力する意向だという。“王室引退”で「ロイヤル」の文言使用が禁止となった夫妻は、SNSのアカウント名でもあった「サセックス・ロイヤル」の使用を諦めた。その代わりとも言える「アーチウェル」の名で新財団の設立を発表していた夫妻だが、新型コロナウイルスの影響もあって立ち上げは持ち越しになったようだ。英紙が報じている。
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英大衆紙「ザ・サン」が報じたところによると、新財団の名称「アーチウェル」は3月に公表されていた。しかし、「立ち上げは来年に持ち越されることになった」と近親筋が語ったという。
また、この近親筋は「新たな生活を始める難しさもある中、財団の立ち上げを焦って失敗してはならないという判断です。しかもパンデミックの影響もあります」と話している。
さらに、黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官の行きすぎた暴力の犠牲となったことで人種差別反対運動が全米に広がった。メーガン妃は先日、動画で事件に対するメッセージを公開。黒人の母を持つ使命感に燃え「何も語らないのが最大の間違い」などと決意をあらわにして、メモも見ずに約6分間の情熱的なスピーチを行った。
この動画は大きな話題となった。その反響もあってメーガン妃は今、財団の立ち上げより、このBLM運動の支援に集中すべきだと考えているようである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)